大人の都合 |  板の間治療院の『徘徊日記』

大人の都合

近所のお母さん方の要望もあり、2月から合気道の子供クラスをすることになり、スタートしました。
まだ今月ですが見学を含めて、あっという間に増えてきました。

道場に近所の子供たちが友達を連れ、或いは一人で遊びに来る様になり、親御さんも「タックン」のことを知るようになったからです。

タックン・・・僕のことです・・・親御さんんも始め「どこの子?」と聞いていたそうで・・・。

先日のことです。
ある子供が入ると聞きました、他の親御さんが「あの子はいじめっ子だし、自分の子に悪い影響があるから、その子が入るならやめさせたい」との事でした…。

親御さんとすればごもっともな考えとは思いますが、子供たちのために本当にそれでいいのか・・・今日ご足労願い、一緒に考えました。

社会に出ればいやな上司もいるでしょう。
そのときに「いやな上司を辞めさせて欲しい」なんて言ったら自分の方が飛ばされてしまうでしょう・・・。

ある子は親が離婚して寂しい思いをいじめや他の手段で発散してるようです・・・エネルギーの矛先をどこに向けるかで人生が変わります。

学校の先生の言うことも聞かず、手を焼いている子らしいんですが、一緒の時にはいたづらもしますが、優しい実にいい子なんです・・・。

昨日はサントリーホールで三枝成彰氏の司会で辻井伸行君(ピアノ)他、牛田智大君(ピアノ)、服部百音ちゃん(ヴァイオリン)、モナ=飛鳥=オットさん(ピアノ)のコンサートを聴きに行きました。
天才ぶりを垣間見ましたが、子供は既に天才だと思っています。

親が用意した環境と言うより「子供が本当に大好きなことに邪魔にならないよう、応援している」というものかなと感じました。


「育つ」のには余計な邪魔はせずに「育てて」ゆく・・・なかなか難しいことだとは思いますが、大人の都合でその子の何かの才能の芽を摘むような残酷なことはして欲しくないと言いました。

大人の人間関係も絡んできそうですが、子供の世界は侵してはいけないと思います・・・。
自分の学びでもあるので逃げないで受け止めようと思ってます・・・。