今日は久しぶりに雨が上がり、これで洗濯物がようやく乾きます。
天気が良いので、カーテンの洗濯も一部屋分しました。
実はまだ、大掃除が終わっていなかったのです。
散歩中に、近所のおばあちゃんから畑のかぼちゃを分けていただきました。
八十代後半の方ですが、畑でたくさんの野菜を上手に作っています。その丁寧な作り方は、本当に素晴らしい。
主人とはカラオケ友達なので、いただくことが出来ます。
ありがたいことです。
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ソル:グラン・ソロ Op.14 ②
フェルナンド・ソル(Fernando Sor)は、1778年生まれのスペインの作曲家、ギター奏者で、スペインでは「ギターのベートーヴェン」とも呼ばれています。ギターの音楽レベルを可能な限り高め、ギターを世に広める努力をし、ギターのための曲を最も多く書いた作曲家の一人です。
グラン・ソロOp.14 は、ソルの親友の大ギタリスト、アグアドがオーケストラ作品と評したソルの代表作の一つ。
憂愁なイントロダクションは一転きらびやかなアレグロに流れ込むが、ここで示される複雑な技法とデリケートな叙情性は全体的には劇的な色彩感に溢れた表れとなり、聴く者を最後まで飽きさせない。
グラン・ソロの楽譜はいろいろあります。
ドイツのジムロック版、
セゴビアが演奏しているものの元となっているのは、ジムロック版といって、短い展開部がさらに半分くらいになっており、DメジャーからD♭メジャーへ、という斬新な衝撃の転調がないです。
原典版(ユージェル版)で弾くと、どうしてもセゴビアの演奏で「グラン・ソロ」を初めて聴いて感動した時のようなカタルシスがない、という理由からか、自分でアレンジしたものを出版している人もいます。
フランスのユージェル版、
ユージェル版は、現在の標準版となっていて、多くの人がこれで演奏しています。
アグアド編
これはソルの友人であったアグアドが弟子のために編曲したものです。
装飾音やアーティキュレーションが詳細で、きらびやかな印象。
バルエコや福田進一はこの編曲で弾いています。
今日の演奏は、ジュリアン・ブリームとウイリアム・カネンガイザーです。どちらもユージェル版に近いと思いますが、自身の編曲も取り入れています。
ジュリアン・ブリームは半分までしか入っていないのが、残念。
Julian Bream - Grand Solo
William Kanengiser - Grand Solo (F. Sor)