平成28年9月24日(土)19:00~、花まる学習会王子小劇場にて。

脚本・演出/河瀬仁誌 
殺陣・振付/為房大輔 

 

出演/
劉備:為房大輔(劇団ZTON)
関羽:中山真治(劇団ゴサンケ)
張飛:平野雅史(AND ENDLESS)
趙雲:久保内啓朗(劇団ZTON)

炎龍:高瀬川すてら(劇団ZTON)
劉弁:持田千妃来(オッドエンタテイメント)

曹操:出田英人(劇団ZTON)
夏侯惇:魚水幸之助
夏侯淵:前田郁恵(劇団ZTON)
郭嘉:門石藤矢(劇団ZTON)

曹騰:河瀬仁誌
何進:山本常文(思誠館道場)

黄龍:玉一祐樹美
張角・張宝:図書菅(劇団ZTON)

袁紹:藤田雄気

土龍:宮迫誠(北区AKT STAGE)
董卓:中村ゆうすけ
呂布:杉浦勇一(ジャパンアクションエンタープライズ)

 
アンサンブル:宇都宮優、藤本雅之 (crash rush/劇団ハネオロシ)、横山豪( ㈱マック・ミック)

ものがたり/
舞台は古代中国大陸。
 
この大陸には、遥か神話の時代から生きる“龍”と呼ばれる者たちがいた。
龍たちは、大陸を治める資格を持つ者の前にのみ姿を現し、
その者達に神託を下すことでこの大陸を支配していた。
 
後漢末期、長きに渡り漢王朝を支え続けた“炎の龍”の力に
陰りが見え始めたとき、
数百年もの間天下を掴む機会を伺い続けていた龍たちがついに動き出し、
世は群雄割拠の時代に突入する。
 
—龍に従う者、龍に蝕まれる者、龍と笑う者、龍と決別する者。
 
それぞれの野望と信念を胸に、龍に導かれし英傑たちは 
大陸全土を揺るがす大きな時代のうねりに翻弄されていく。
その手に天下を掴むのは誰なのか?
そして、龍が示した覇道の先に泰平の世はみえるのか?
(公式サイトより)
 
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京都を拠点に活動している劇団だそうで、拝見するのは初めて。
 
三国志を題材にした作品ということ、そして「関西最速の殺陣」というフレーズに惹かれて観に行った。
 
疾風怒濤の時代を、その背景に龍神たちによる権力闘争を置いて、ある種のゲームにも似た面白さで描いていく。
 
前評判通りスピード感のある殺陣がふんだんに登場し、物語にリズムを生み出す。加えて、キャラクターが明確で思い入れしやすい。
 
劉備玄徳と曹操の性格が、自分のイメージとは真逆で、それがなおのこと面白かった。
 
ずる賢く立ち回り、非道に人を殺める劉備。そのくせ魅力的で、非道なことをしても憎めない。この方が劇団の看板役者さんなのだろうなぁ、と思った。
 
三国志で言えば、まだ序盤の部分だけだったが、続編もあるらしいと伺ったので、そちらも機会があれば観てみたいと思った。
 
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