平成28年4月30日(土)19:00~、よみうり大手町ホールにて。

作・演出/鴻上尚史

出演/
風間俊介
岡本玲

久ヶ沢徹
早織
福田転球
藤田記子
三上陽永
田村健太郎

大高洋夫
木村美月
池之上真菜
梅津瑞樹
佐川健之輔

ものがたり/
あるとき、地球に580万人の宇宙人が難民として逃げてきて、
各国は国連できまった割り当てに従い、
日本では25万人の宇宙人を受け入れることになる。
宇宙人が地球に溶け込み、
生活を始めてから数年がたったある日、
売れないアーティストの佐渡健吾は
恋人から自分は宇宙人だと告白される。
これは、宇宙人と地球人の愛と戦いの物語です。
(公式サイトより)

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異星人と共に暮らす架空の社会における偏見と差別、そして愛情。

主人公にとって、2年間付き合った恋人が宇宙人だったことより、何かの拍子にビジュアルが(好みでなく)変わってしまったことの方が重大だった。

テンポ良く進む物語に笑ったりハラハラしたりしながら、いろいろ考えたりもさせられる。

うーん、美醜による区別も、差別のひとつかもしれないけど、好みだって恋愛だからなぁ。

ある人物の自己犠牲による偽悪的な振る舞いで、主人公が救われる『泣いた赤鬼』的な物語の座りの良さが、シリアスなテーマをこじんまりとまとめてしまったような気がして少し気になった。