失うものはない… | 鬼銃戦記

失うものはない…

今年の横浜は面白い。(^^)
アテネ五輪の時、中畑監督の采配を見ていたので、監督としての能力はどうかなと思って
いたけど、あの時とはぜんぜん違いますね。
やはり、五輪の時は長島監督の代行だったというのもあるのかな。
それを糧にしたのかもしれないけど、チーム作りを含めて、その手腕は只者ではないと、
最近感じます。


ニュース記事を読んでいて思うのが、「横浜の選手は野球を楽しめているんじゃないかな」
ということでしょうか。
説明は難しいけど、コミュニケーションと積極性が浸透していることに起因しているのか
なと勝手に推測しています。
中畑監督がキャンプ1日目だったかに、反応が悪いとまず怒ったことが記憶にありますね。。
「ボケたら、突っ込む」じゃないけど、そういう些細なコミュニケーションから始まって、
チーム内のコミュニケーションが取れているんじゃないだろうか。
また、失敗を恐れたプレイに怒ったこともありました。その反面、積極的にやるミスはOK
と言っていることも、いいことだなと。


次に、「せこいぜ野球」とは言っているけど、ホークスの秋山監督の言葉を借りるなら、
「1点を取る野球」なんですよね。
オープン戦でホークスに対して負けた時に、中畑監督は「やりたい野球をやられた」と
言っていました。
選手とかには押し付けてないですが、中畑監督の中にはしっかりとした方向性があるよう
に思われます。それが形になったら……。


もう一つ、ホークスと似ているところは活躍する選手を起用しやすい環境になっているこ
とでしょうか。
村田選手が巨人に移籍したのは、中畑監督にとっては大きなプラスじゃないだろうか。
目指す野球を考えると、村田選手を中軸に据えないといけないのは、かなり足枷になった
可能性があります。
どんな選手も調子が落ちたら、即スタメンから外すような雰囲気があり、逆に言えば、調子
がよければ起用してもらえるというわけで、2軍の選手のやる気も変わってくるんじゃない
でしょうか。1軍に出れるチャンスもので。
長丁場を考えると、選手の好不調があるわけで、その時々に良い選手を起用できえrば、
白星も自然と増えるはず。
(用兵は簡単じゃないけどw)


なんにせよ、万年最下位の横浜だったし、4位に浮上するだけでも大喝采でしょう。
失うものは何もない、それ故、中畑監督は好きなように手腕を揮える状況になっています。
表向きは派手で、ノリでやっているようですが、一枚めくった裏にはしたたかな計算高い
顔が隠れているように思います。
(別の表現をするなら、確固たる信念が見え隠れしているということかな)

順位はどうであれ、今年の横浜は何かやりそうな気がしますね。(^^)
交流戦が終わった頃の順位がどうなることやら。w


追記:祝・新垣投手♪
そういえば、ホークスファンとして、重要な出来事があったのだった。w
まるで別人のように新垣投手が生まれ変わりました。
杉内投手のような精密な制球力ではないけど、かつての面影がないぐらい、安定した制球

力でした。
それでいて、変化球のキレは凄い。
摂津、岩崎、新垣とローテションの3本柱が見えた。(>_<)
まだまだ、柱になれる投手の登板があるし、楽しみです♪