一年前の春、東京・代官山に日本初上陸を果たしたパリ発の美容薬局「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」です。
ずっと気になってはいたけど、代官山という敷居の高さ?に及び腰になってて行けなかったの
でもクリスマス時期にキャンドルイベントで初めてちゃんと代官山滞在して、確かにいい街だなと実感したし、友人に誘われていい機会だったので試しに行ってみることにしたのでした。
閑静な住宅地のちょっと脇に入ったあたり、駅からそんなに遠くはないんだけど、ちょっと分かりにくい場所ではあったかな。
建物の壁にはこんな素敵なデザインのお店サインもあって、ここだけ見ると何だかヨーロッパちっく~
分かりにくい場所にある上、更に入口も「え、どこから入るの?」と二人でちょっとあたふたしたくらいよく分からなかった
この階段右下の、半地下みたいな場所にドアがあるのでした。
店内はそこまで広くはないけど、整然として天井も高く(地下ですからね)、大きな窓ガラスからの日差しも明るくていい雰囲気。
美容薬局ということで、純粋なパフューマリーというよりはフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラに似た感じの雰囲気と品揃え。
でもSMNよりは敷居低いかな?
あそこは、自分で勝手にテスター手に取ったり出来ないし、値段も聞かないと分からないしね。
店内入って左手、窓ガラスの下にはルームフレグランス、石けん、香水、ローション、ハンドクリームなどのボディケア製品が並んでました。
モダンでシンプル、打ちっぱなしのような無駄のない空間。
だけど沢山あるガラス小窓の中には、ハーブやドライフラワー?が置かれていて、シンプル&ナチュラルなイメージでもありました。
そして右手にはカウンターがあり、クレイや植物油などが並んで、そちらはさながら漢方薬局の窓口みたいなイメージでした。
こちらは一転、ウッド調のクラシカルで重厚なデザインで、信頼性や歴史的な部分を打ち出しているように思えました。
このコーナーだけ見ると、やっぱりSMN風。
香りの種類は、香水だけで12、3種類はあったかな?
ここの香水が面白いのは、アルコールなどが使われておらず、独自の水溶液をベースに作られていて、つけた瞬間から優しく香り立つ「水性香水」であるという点。
肌を汚さない、乾燥させない、水分と油分のバランスを損なわないローションベースになっているので、その液体は白く濁っているそう。
実際試してみて、確かに化粧水ぽい感じかな?と思ったのですが、それでもそこそこ香り立ちはしっかりしていたので、フレグランスウォーターと香水の中間みたいな香り立ちに感じました。
香水も良かったんだけど、私は今回ここの製品ではキャンドルがいたく気に入って!
どれも安定した香り立ち、香水とはまた違った香りラインナップだったのですが、これは実際に灯した時にどんな香りになるのかも試したいなぁと思いました。
それから何と言っても、どれもパッケージ・ラベルが印象的でした。
レトロな雰囲気がオリジナリティあって、上品で歴史ある佇まいにも感じられ、ストーリー性もあって、アーティスティックでもあって・・・
創業は1803年とのこと、パリでは昔からもてはやされていたお店なんでしょうかね?
香水に話が戻りますが、名前も分からないまま次々試していって私が特に気に入ったのは、「マカサー」と「リケン・デコス」という香り。
お店の方のお話では、「マカサー」は煙草や香木の香り、「リケン・デコス」は苔と鉱石の香りとのこと。
出たー!!またそっちのラインなのね!(笑)
確かにどちらもどっちかというとダンディ系。
だけど心安らぐ寛大な香りで、ずっと香ってたい香りだったのよね。
特に「リケン・デコス」はシプレ系好きな方にははまる香りかも。
ビュリーでも色んな商品に展開されてた香りだから、案外人気あるのかしら??
この日は香水は買う予定なかったのですが、せっかく来たし変わった品で面白かったのでこちらをお持ち帰りしました
「フゥイユ・ドゥ・サヴォン」
いわゆる「紙石けん」です
分かる世代には分かるはず。
紙石けん・・・懐かしくないですか?!(笑)
私も小学生の頃、文房具屋さんでピンクや黄色のいい香りのする紙石けん(ビニールっぽいケースに入ってた!)をお小遣いで買って、大事にちまちま使っていたことを思い出しました
ビュリーの紙石けんは1つ1000円、駄菓子屋・文房具屋レベルの紙石けんとは、またテイストがちょっと違いますけどw