秋は、私がライターとして仕事を始めた季節。今年の秋で、丸7年という月日が経ちました。専門のスクールに通ったわけでもなく、出版社や編集プロダクションで修業したわけでもなく、師匠がいたわけでもなく。本当に手さぐりで進んできた7年間でした。
でも、自分が身につけてきた技術やノウハウの一つ一つを見てみると、やはりありがたいことに、たくさんの「人」の存在を感じるのです。編集者の方が入れてくださった「赤」を見て、問題点を探り、改善案を考える。お客さまからいただいた「もう少し○○にしたい」というご意見から、より伝わる伝え方を考える。そうして身につけた技術を、また違ったケースにも使用し、必要に応じてアレンジを加えながら、より完成度を高めていく……。
この7年間は、そうした「実践」の積み重ねだったのだと、そして、今の私を作ってくれた恩人がたくさんいたのだと、感謝せずにはいられません。
本を読んで勉強することも大事。でも、そこに「実践」が伴うことが絶対に必要だと、この7年間を振り返って強く思います。どんな道具も、使ってみてはじめて活きるもの。改めてそう思うのです。
「実践」の重要さをひしひしと感じる私が注目しているのが、『「A4」1枚アンケート実践勉強会』。今日は、この「実践勉強会」のことを紹介させていただきます。
『「A4」1枚アンケート実践勉強会』って、誰と何をするの?
『「A4」1枚アンケート実践勉強会』というのは、「A4」1枚アンケートを使った広告の作り方を、主催者と参加者みんなで勉強しましょう、というもの。実践勉強会では、アンケートの分析から広告のラフ案作成まで、一連の広告作成作業を体験します。ただ勉強するだけでなく「実践」すること、一人ではなくグループワークで進めることが、醍醐味ではないでしょうか?
『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる!』(岡本達彦著・ダイヤモンド社)
関連記事:
「売れるための情報はお客様が持っています」
「A4」1枚アンケートの優れているところは、お客さまの生の声を活用することで、「説得力のある広告ができる」ということ。いかに小手先のテクニックを使っても、見た目を美しく仕上げても、そこに真実がなければ人の心は動きません。むしろ、これだけモノや情報があふれている時代、「売り込み」は嫌悪されるだけ、そう思うのです。
とはいっても、いざ実践しようと思うと、むずかしい面もあると思うのです。「お客さまの声の中で、どれを使えばいいの?」「具体的に文章に落とし込むときに、どんなことに気をつければいい?」などなど……。
そんな疑問や迷いを解消してくれる、少なくとも、解消できる糸口を見つけられるのが、この『「A4」1枚アンケート実践勉強会』。私も、この勉強会を主催する会社(方)が増えるように、できる範囲内でお手伝いをさせていただいています。なぜなら、全国各地で勉強会が主催されるようになれば、広告作りで悩んでいる方の助けになると思うから。
「売り込もう」と思って広告を作ると、ただただプレッシャーだけが重くのしかかって、「良く見せる」ことに無駄な力を使ってしまう……。でも、お客さまの声を使って広告を作ると、「もっと他の方にも喜んでもらいたい!」って、楽しく取り組むことができるんです。私自身がそうして、楽しみながら、喜ばれながら、広告を作りたいと思っています。そして、そんな方が一人でも増えてほしい。そのためにも、勉強会を主催してくれる会社(方)が増えてほしい。そう思っています。
より効果の出る実践勉強会にするために……
とはいっても、主催するにあたっては、いろいろ不安もあるかと思います。「どうやって参加する人を集めればいい?」「本当にきちんと進められる?」「そもそも、何を用意して、どう進めればいい?」などなど……。そこで、11月17日(土)に、主催者向けの情報交換会を開催することになりました。場所は大阪駅近くの『ハービスOSAKA』、著者の岡本先生も来られます。
当日は、効果的なプログラムの組み方や、より効果の出る勉強会にするための事前準備などについて、情報を交換することになっています。それと何より、主催者同士のネットワーク作りに役立つはず。協力しあう関係ができていれば、回を重ねるごとに、きっとより良いものができると思っています。
今回私は、チラシ作りのお手伝いをさせていただきましたので、興味のある方はぜひご覧くださいね。
参考:
「お客様に喜ばれながら仕事が受注できると評判の……」(nakabi株式会社・杉森透さん)
そうそう!今回は、「A4」1枚アンケート(正確には、たった一つの質問)を活用して、昨対161%というチラシを作った、『株式会社スパイラル・アップ』原邦雄さん のお話も聞けることになりました。こちらも楽しみ。
濃い情報交換が目的だったので、15名さま限定としていましたが、あっという間に申込みが増え、残席わずか「2」とのこと。このままだと、立ち見席が必要になるかも?当日の様子は、またブログでもアップしますね!