「私」の調子が出ていません。
体調もしかり、
学生への対応もしかり、
身の振る舞い方もしかり。
ネガティヴな波が続いています。
きっかけは卒業式。
ものすごく引きずっています。
１年間同じ学生を見ることなんて
この仕事でほぼないので
(普通3ヶ月長くても半年)
彼らとの日々や
彼らとの関係性は
私の教師人生で
最大のものだったんだと実感します。
心にぽっかり穴が空いた感じです。
卒業式からずーっと
なんか寂しい
という気持ちが常にあって
一歩内側に心が向いているので
相手のことを思いやれないし
なんか暗いし
心から笑えません。
いろいろ上手くいかないのも
この寂しさが原因なのかなと
思います。
なので
6月でいったん
掛け持ちしていた一つの学校を
半年くらい休もうと思います。
そして
婚活に集中します。
自分の人生
もっと考えないと。
学生中心の人生も嫌いじゃないけど
それは婚活が
ある程度落ち着いてから。
このプランを考えたのは
いくつかの不思議なことが
重なったからです。
１つ目。
職場で携帯は見ないのですが
たまたま15分の休憩で
見ていたときに
卒業生から連絡が来ました。
「今から書類取りに
学校行くんですけど
先生に会えますか？」
「えー！
15分後に授業が始まるから
無理だよ〜〜」
「今駅なので走っていきます！」
と言って
あと5分というところで
授業に向かうエレベーターの中で
ギリギリ会えました。
少しでも長く話そうと
わざわざ教室まで一緒に来てくれて
今までお世話になりましたと
手土産まで持って来てくれました。
中二病こじらせてた奴が
こんなに気の使える青年になって
感動したのと同時に
何だかすごく寂しくて
学生は成長していくし
離れていくものなんだから
私も立ち止まってはいられないと
強く思う出来事でした。
もう１つは今日。
スポーツ大会の体育館に行くため
いつも乗らない電車に
30分ほど乗っていました。
空いてきてやっと座れました。
うとうとしてパッと目が覚めました。
周りはもうガラガラであと４駅。
すると目の前に
知っている人が座りました。
スピーチ大会で優勝した彼でした。
彼もまたもう１つの学校の
このあいだの卒業生。
個人的に思い入れのある学生です。
彼にとっても私は
恩師だと言ってくれています。
相思相愛の師弟関係です。
そんな彼が目の前に座りました。
お互いに「あー！！なんでー！！」
と朝からびっくり。
この仕事していて
もうおそらく2000人くらい
卒業生を送り出していますが
電車でバッタリ乗り合わせるなんて
こんなことは初めてです。
彼は大学へ向かう電車だそうで
でも来月引っ越すらしく
もうこの駅からは乗らないとのこと。
しかも
１つ隣の車両に乗ろうとしたのに
なぜかこっちの車両を選んだらしく
彼はえらく感動していました。
そして彼に「まだあの学校で
働いてますよね？」と聞かれ
6月で辞めると思う
と伝えました。
彼は私の
２校掛け持ち+プライベートレッスン
という働き方を知っているので
「先生は忙しすぎるから
その方がいいですよ。
無理しない方がいいです。」
と背中を押してくれました。
私が彼の母校を辞めることは
彼にとって寂しいはずなのに。
そして来月2曲しか歌わない
私のライブにも
絶対行くと言ってくれました。
やっぱり
出会いというものは不思議で
人との出会いが
一挙一動、一挙手一投足を
変化させて行くんだなと
強く思いました。
卒業生と再び顔を合わせたときに
恥ずかしくないように
そして何よりも
今教えている学生達に
誠実に向き合えるように
今自分を
コントロールしないといけない
そんな時期に来ているんだなと
思いました。
気付かせてくれてありがとう。
みんな。