ご機嫌いかがでしょうか?
心理コンサルティングオフィス ふくよしです。
今日は、子育てについてです。
新聞のコラムに、こんな主旨の記事が載っていました。
『うちの子供は、夜更かしせずに、すぐに寝ます。いつも夜遅くまで起きているとお化けが出るといえば、素直に寝てくれてるので、助かります。』
そして、この方法は有効であると言っていました。
これは、もっとも危険な子育てだと思うのです。
今は、親の言うことを素直に聞いてくれるでしょう。
しかし、この方は、この真の意味をまったく理解していないのです。
お化けが出るからなんて、とんでもない話しです。
決まった時間に早く寝て欲しいのは、お化けではなく、親の要望です。
これは、親が子どもを人間として対等の関係であるとみていないのです。(親と子の責任の範囲の違いは別です。)
親と子のルールなり、親の要望なら、それをきちんと言う(伝える)ことが大切です。
アドラー心理学でいう毅然とした態度で、接することが大切です。
たとえば、子どもに早く寝て欲しい理由が、親の都合(明日の仕事)であるなら『お母さんは、明日仕事で、朝早く起きないといけないの、だから今日は9時までに寝て欲しい』ときちんと協力をして欲しいと伝えるのです。(協力をお願いするのです)
もし、お子さんが高校生で、夜更かしをして、朝寝坊をして困るから、”そんな遅くまで、テレビを見ていたら、お化けが出るぞ!”なんて、そんなことを言うでしょうか?
言わないでしょう。(笑
つまり、年齢によって、通用しないことを、最初からするな。ということです。
どの年齢でも通用するように、教育をしなさいということです。
子どもだからと言って、バカにする方がいますが、バカではありません。
そして、そんな教育をしておれば、思春期以降に、いつも何かに怯える神経症的な性格になりかねません。
人間は、すべて対等であり、尊敬し合う関係です。協力し合う関係です。
ルールを伝え(教え)、それを守る。守らなければ、当然の結末が待っているのです。それが社会なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
心理学教育の必要性と心理学的思考法を広める活動をしています。
よろしくお願いします。