さらには子どもの将来に渡る健康的な体づくりをお手伝いすること、
そんなことを目的に、現在は三鷹、多摩、調布の3拠点で活動をしております、
「0歳からの運動教室『KidsWith』」です。
先日のブログで、お子様の姿勢について話をしました。
今日はそんな気になる子どもの姿勢について、
更に色々と考えた末にたどり着いた話をしたいと思います。
前回の記事の中でも、
生活様式の変化が一つの大きな原因ではないかとお伝えしました。
とりわけ、椅子による生活が多くなったことは見逃せない事実です。
電車などでもよく見る光景ですが、
座面にやや浅く座り、背中を丸めながら身体を背もたれに預ける。
こうした方ほど股関節が内旋・外旋してしまっている人が多いと思います。
股関節の内・外旋は、一般的は内股、ガニ股と表現されますが、
どちらも股関節には良いことはありません。
こうしたクセは歩行姿勢にも現れ、運動能力の低下にもつながりますし、
身体の様々な不調にもなります。
こうして色々と生活の中での姿勢を見ていくと、
どうやら悪の根元となりうるのは
背もたれ
ではないかという考えに辿り着きます。
特に子どもの姿勢の悪さを考えた場合、
ソファー
がかなり良くない気がします。
とくに素材が柔らかいのはダメですね。
ご自宅にソファーがある方はぜひ、
ソファーに座ってテレビを見ている子どもの姿勢を観察してみてください。
おそらく腰が落ち、背中の上の方から後頭部までを背もたれの部分に寄りかかるようにして、
いかにも体の芯の部分に力が入ってないような姿勢になってしまっているはずです。
こうした環境は、お腹と背中で身体を支える感覚が育たず、
立った姿勢にも悪影響が出ていると思います。
偉そうなことを語る私も、
実はあまり昔から姿勢が良くないのが悩みのタネでしたが、
最近はお腹や背中を意識的に使って良い姿勢を保つよう心がけています。
この「意識的に」
というのは、まだまだそれが自分のものになっていない証拠でもあり、
これが自然の状態でも使えるようになるには、まだまだ時間がかかりますね。
ゴルフの世界では、
スイングの適切な動作を身につけるのに、300回の繰り返し練習が必要だが、
一度身についたクセを直すには10,000回の繰り返し練習が必要
という言葉があります。
姿勢にもおそらく同じことが言えるはずです。
できる限り小さいうちから、正しい姿勢を身につける環境が大切です!