コンタクトはとても便利だ。

しかしその便利さの代償として、決して安価とは言えない。

もちろん、物には寿命があるものだが、

紛失をした場合は、想定していない出費が余儀なく訪れる。


先日、ケースを開けたらコンタクトが真っ二つに割れてた。

この場合も紛失と同様、想定していないパターンだ。

しかも、ケース開けたら割れていたと店に持っていくには

購入からあまりにも経っていた。

こんちくしょう。


新しくコンタクトを作りに行った時に、

高校時代のことを思い出した。


友達数人とプールに行った時に

コンタクトを付けていた友人が顔を付けて

泳いでいる最中に誤って目を開けてしまい、

レンズが外れてしまった。


しかしその後がすごい。


その友人は監視員に頼んで、1時間ごとに

設けられている休憩時間に

ゴーグルを付けてプールの中で

外れたコンタクトを探さしてくれというではないか。

しかも俺ら友人達にも手伝ってくれと。


正気か?


25メートルプールの水の中で

透明のレンズを見つけるのは無理だぞ。


しかし彼は更にこう言った。

「見つかってもハードだから割れちゃってるかな」



いや、だから見つからないって。