近年、ヘリコバクターピロリ菌感染症が激減してきています。一方、胃粘膜の萎縮を認めない、正常胃粘膜の方たちが、日本人全体に占める割合が増加しています。上記の現象と関連するかのように、胃酸関連症状(胃もたれ、胃酸過多、胃部膨満、胃痛)、逆流関連症状(呑酸、胸焼け、げっぷ、胸部不快感、胸の痛み、つまり感、のどのつまり、のどや口の中の苦みなど)が増加しています。とくに、内視鏡検査で病的所見を認めない、非びらん性胃・食道逆流症が、増加しています。

 

胃酸が原因と考えると説明のつかない病態について、最新の知見をまじえながら解説していきます。

 

消化器疾患勉強会 第3回

 

6月23日の開催です。

 

皆さまの参加をお待ちしています。