病院では決して教えてくれない「糖尿病の治し方」

連載:第10 回


皆さま、こんばんは。

GWを間にはさみ、お休みしていました。

病院では決して教えてくれない「糖尿病の治し方」
連載を再開します。



「病院でおこなっている糖尿病の治療」
は以下の2点でした。
• 血糖値をできる限り正常化すること(血糖値をさげること)
• 発生した合併症に対処すること


それでは、なぜ、治療をしなければいけないのでしょうか?

なぜ血糖値をさげなければならないのでしょうか?
放っておいては、いけないのでしょうか?
糖尿病を治療する(血糖値をさげる)理由は2つあります。
• 急性症状の改善
• 慢性症状の予防・改善

Q:「慢性症状」とは?

糖尿病の慢性症状は、俗に言う合併症です。 
糖尿病の病態は、ひとことでいうと、炭水化物の過剰摂取による、血液の「汚染」状態です。自然界にたとえると、川や海の水の汚染です。血液の汚染が長期間続くことで、川や海に相当する、血管自体も汚染されて、病的変化をおこすことが糖尿病の本態です。
そのため、大血管から小血管、末梢血管まで、すべての血管が汚染によって、病的変化(動脈硬化、内腔の狭窄・閉塞、血液循環不全)を起こします。血管の病的変化が、細胞や臓器の病的変化を、2次的に引き起こします。

そこで、血糖値をさげることで、血液の「汚染」状態を改善する、すなわち、血管の汚染状態を改善することで、血管の病的変化を予防・抑制しようとしています。

Q:どんな合併症があるのですか?

3大合併症がよく知られています。それは、以下の3つの変化です。
• 網膜症
• 神経症
• 腎症