きぼうしゅうらく


(注)かなりくだけた感じで書いてます。



先日、地方へのIターンUターンや移住促進などを研究されている方と話していたときのこと。
定住する人というのは、現地でパートナーを見つけた人がほとんどと意見が一致した。
私自身もそれはすごく痛感する。
上野村に移住した友人がいるが、
上野村は長年に渡って「緑のふるさと協力隊」を受け入れている。
地域おこし協力隊と似ていて、こちらは1年間若者を農山村が受け入れる制度。
上野村ではこちらの制度を利用して移住した人が本当に多い。
そして彼らは、任期中に現地でパートナーを見つけた人が多い。


また、Iターン、Uターンして来ておいて
また向こうに戻ってしまうパターンの人はもちろん独身の方がほとんどとのこと。
そりゃそうか。独身というのはとても身軽だから。


そんなことが頭をかすめつつ、
地方(と言っても私の実家香川も十分、地方)に住んでみて
やはりパートナーの存在というのはすっごく大きいと痛感する。
(ワタシ、パートナーいない分余計かんじる~~~ー_ー)
もちろんそれはIターン者に限ったことかもしれないけど、
ふるさとでもない、家族もいない、同級生もいない土地でがんばるためには
がんばる土台が必要だと思う。



大きな野心を持っていたとしても、
どんなにやりがいのある仕事だとしても、
息切れしたときに、
壁にぶつかったときに、
苦しいときに、
一体なにが支えになる?
なんのためにがんばれる?
またはそれは吐き出せる場所、発散できる場所やものがあるのか?
もうすでに仕事があって働けばそれなりの収入が入るような単身赴任的でもない、
一から自分で生活と仕事を作っていっている状態で。
とても苦しい。
とても辛い。


若い友達を作ればいいじゃないかという話になるけど、
そもそも若い人がいない(笑)
いたとしても、街のほうに住んでおり、
またはもうすでに家庭をもって子供もいて
とてもじゃないが生活パターンが違いすぎて
「のみにいこ~ぜ~」「映画みにいこうよ~」なんてことにはならない(笑)


鍋会、クリスマス会等々しても
家庭で過ごすから…
こどもの面倒みる人いないから…
こどもも連れてきてもいい?という方がほとんど。
それは本当にまっとうなことです。間違ってないです。


まぁそもそも地域は「家族」単位の人だらけですので、
地域の行事に出るにしても、会に出るにしても
ファミリーだらけで、精神的にキツいです。笑
楽しそうな家族を「いいなぁ」って思っちゃったら最後。
ぽつんといる自分に気付くのです。
東京と違って、生々しく浮き出る「単身」「独身」という生々しさよ。orz



嬉しいこと、悲しいこと、悩んでいること、苦々しいこと、
そうじゃなくても単純に今日あったことを話す相手がいない。
おうちで1人。
やることと言えば、たまっているパソコン仕事を片付けたり、
地味に大豆むいたり、ラベル作ったり、かなぺ作ったり、本読んだり。
結局は仕事とプライベートに区切りがない仕事なぶん、
一日中、仕事っぽいことをしている。
いくら好きでしているとは言え、追われている感はとても苦しい。
誰かわたしの独り言聞いてよう~><
「疲れたぁ」って言葉に返事してよう~><



「◯日間、休みがほしい」じゃなくて、
息を抜く場所がほしい。
息を抜かしてくれる人と息抜ける時間を過ごしたい。
そういう時間って、ほんのちょっとですごく元気になる。
うーん、彼氏がいる人に例えると
「彼氏とデートする」とか「彼氏とおうちでまったりお茶のむ」
とかってパターンだろうかのう?
感じとしては、そんな感じ!


最近は(というか去年は)、車で20分ほど行ったところにある
「越後妻有のごちそう屋 ごったく」という小さな呑み屋(?)のママに
おしゃべりしに行っている。
振興局の人には「入り浸ってるらしいな^^」てことを言われてしまった。笑orz
いつもおうちに帰る感覚で、とりとめもないことを話して、
またそのお店で出会った人、カウンターが一緒だった人と話しては
栄養をもらって帰ってる。
本当に、もうひとつのおうちです。


新しい土地で
おかえりのある場所をつくる、新しい家族をつくることの
なんと難しいことよ。。。。orz


でもそれができてはじめて、地域で生きるということなのです。
仕事をつくることと同等なくらい重要なことです。
両輪でもあり、双方があって歯車が回ってゆくような。


きっとIターンUターンされる方の中には
日本の農業問題、過疎問題等々、地域をめぐる問題に危機感を覚えて
どうにかしたい、という強い正義感を持った方や、
あるいは単純に「妄想上」の田舎や「妄想スロー」ライフに憧れて来ている方(実際ちっともスローでない)や、
あるいはなんとなく「今地方がキテル!」と思ってる方…などなど、いると思いますが、
それが継続するために、歯車の背中を押してくれるのがやはり
パートナーの存在もひとつあると思うのです。
外で見てる以上にとても重要でリアルな問題。



「東京」でベンチャー企業でがんばるのと違うのはその点だと思うのです。
社会で戦う自分を支える武器(家族、気の置けない友人、1人の時間を楽しませてくれるエンタメ、上司、同僚)が少ないのです。いや、ないのです(!)丸腰!
ないなら、自分でなんとかせねばなのです。
なのに、私自身その武器が「いま」必要なのに、用意できてない…そんな状態。



とりとめもなく思いのままを書いてしまいました。
ぜんぜんまとまってないです。笑