トーストに塗るものと言えば何を思い浮かべるでしょうか?
「マーガリン!」 という方は要注意です。
最新の研究によると、
「マーガリンに含まれるある物質が人を怒りっぽく攻撃的にする。」
ことがわかったそうです。
その物質とは「トランス脂肪酸」です。
過剰に摂取すると、血液中の悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化や心臓疾患になるリスクが高まるといいます。
そのため、国によっては食品に含まれるトランス脂肪酸の含有量を厳しく規制しているところもあるほどです。
しかし今回、カリフォルニア大学の発表により明らかにされたのは、これまでに問題視されてきた身体的健康への危険性ではなく、あらたに精神的健康への悪影響も含まれています。
ベアトリス・ゴロム教授率いる研究チームは、男女945人を対象にトランス脂肪酸が精神面に与える影響について調査を行いました。
被験者たちの精神的安定性、過去の暴力的行動、自己分析による性格などと、彼らが日々摂取するトランス脂肪酸量との関係性を調査しました。
その結果、トランス脂肪酸の摂取量が多い人ほど攻撃的で怒りっぽい性格であることが判明しました。
被験者の年齢、性別、教育レベル、生活環境、タバコやアルコールの摂取量など様々な要素を考慮したうえでの結果であるといいます。
教授によると、
「今回の研究で、トランス脂肪酸の過剰摂取と攻撃的な性格との関連性が明らかになりました。心身ともに悪影響を及ぼす物質はできる限り避けるべきであり、特に学校給食のメニューは、子どもたちへの影響を考慮して慎重に考えられるべきです。また、刑務所での食事もトランス脂肪酸には十分に注意すべきだと思います」
とのこと。
実のところ、トランス脂肪酸を多く含む食品はマーガリンだけではありません。
代表的なものとしてパンやお菓子を作る際に使われるショートニングがあり、これを使用して製造されるスナック菓子やファーストフードにもトランス脂肪酸が含まれています。
欧米諸国の食習慣と比べると、日本人が摂取するトランス脂肪酸量は少量であると言われていますが、
食生活が変わってきて、ファストフードやスナック菓子を食べる機会が多くなっています。
子供たちの体型の変化と心の問題は切り離すことができないようです。
やはりファストフードで食べている子供たちを見ると、それなりの体系をしている子供たちが多いようです。
家庭での食事(出来るだけ外食が少ないほうがベター)、学校給食、それ以外で口にするものも含めて初めて教育全般がバランスよく回っていきます。
トランス脂肪酸をまったく摂ってはいけないということではないでしょうが、心身両方の健康のために意識してみる必要があります。
キレる子供が増えてきたのは、ひょっとしてスナック菓子などを常食していることが要因の一つかもしれません。
● 気 気功アカデミー練習予定
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