細かい手作業をすると、脳の血流が促進し、脳が活性化し、認知症の予防にも役立つと言われています。
ところが、最近の研究では、噛むことのほうが脳を活性化する効果が高いことが明らかになっています。
脳の血流は、手が動くときは手の領域で、足が動くときは脳の足を動かす領域で増えていきます。
口と関係する脳の部位は広く、口を動かすことで、効率よく脳の血流を増やすことができるからです。
カナダの神経生理学者・ベンフィールドが、大脳皮質と体の各部位との対応を調べて脳機能地図があります。
その脳機能地図によると、運動野の中で、咀嚼や飲み込み、唾液分泌などにかかわる部位が全体のほぼ半分を占め、さらに体性感覚野でも、歯、唇、舌、のど、顔が半分を占めています。
また、よく噛むことは、学習や記憶力を司る、脳の海馬の神経細胞を増やすことが明らかになっています。
認知症は、海馬の神経細胞が減少することが原因のひとつと考えられています。
食べ物をよく噛んで食べることでかなり予防になるようです。
最近は柔らかい食べ物が多いのですが、するめやおせんべいを食べることは、よく咀嚼することにつながります。
ガムを噛むのも脳を活性化させますが、虫歯にならないように気をつけて下さい。
よく歩いて、よく噛むことが脳を衰えさせない秘訣ともいえそうです。
● 気功アカデミー練習予定
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