先週の参院選で(やっぱり)ねじれ現象が起こった。
これでまた、阿倍政権時点の参院選で自民党と公明党の連立与党が負けてから始まり現在まで逆転状態が続き今後3年間(衆院の解散が無ければ)続き国政の停滞が起こりそう。
この人から始まって(実際は小渕政権の時にもねじれ掛かったけれど当時の自由党とその後公明党も加わった『自自公』連立で解消)
「可愛そうな位苦労していて」「あなたとは違う!」と逆切れしたこの人を経由して
この人が民主党代表のときに衆院選で逆転が(一時的に)解消し政権交代が起きて日本中が湧いたけれどその後「トラストミー」発言で行き詰って(ついでに?)あの人を道連れに辞任
あの人に対して「暫く静かにしてなさって」発言で人気が出たこの人が民主党の支持率を(一時的に)V字回復させたけれど消費税UPでのブレブレ発言などでやっぱり負けて(得票数は自民党よりは多かったけれど)逆のねじれが起きた。
なぜねじれるかというと衆議院と参議院が(ほぼ)同じ権限及び業務範囲なので問題がある、の二院制での弊害なのだが憲法改正をしなければ是正が出来ない構造となっている。
戦後間もない頃は(まさか)このような弊害が起きるとは誰も思っていないことが起きてしまったのだけれどおじさん世代が学校で学んだ時「参議院は良識の府として政党政治とは一線を画して衆議院の暴走を抑制する・・・」と。
しかーし、現在は衆議院も参議院も政党の議員の占有率によって議決される構造となっている、これでは二院制の意味がない。
小泉政権の時のように与党が衆議院の2/3を持っていれば可決できた法案も与党民主党が主体の今は出来ない。
結局、法案の修正をしなければ、衆院可決→参院否決→衆院可決→参院否決・・・・のループ状態となってしまう、これは国政の停滞と交際的信用の低下を招くだけだ。
これまで
野党は対案も出さず「反対!」の連呼もしくは「審議拒否」、
与党は(一時的に)「強行採決!」(が出来ればいいのだが)
の繰り返し。
もうこんなことはやめようね、
国民は何を望んでいるか(一部の人たちを除いて馬鹿ではない)センセー方は分かっているはず、未来を見据えた国家像をイメージして国政を行ってちょーだい。
それと、憲法改正が絡んで国民投票が必要になるとは思うけど
衆議院/参議院共何を主体として行うかを仕分けし、
例えば
・衆議院は予算/法案を作成し(未来に向けて)の国家像を形作り
・参議院はその予算執行/法案の実効性/妥当性の検証
を、主たる業務と分けたらどうかねー?
それと参議院議員は政党に属すことを禁じ(これよって党議拘束からはずれ自由に判断できる)
選挙区区割りはせず
立候補資格を衆議院議員経験者とし
自薦は出来ず他薦とし(無論)選挙運動は無し(過去の議員実績を有権者は参考とし)
任期は長く(9年で3年ごとに1/3を交代)として院としての継続性/安定性と継続を図る
(なんとなくイギリスの貴族院みたい・・)
衆議院・参議院とも議員定数は現在の半分位削減し彼らの歳費経費は倍増させて
衆議院議員は所属政党宛の献金のみとして議員個人およびその政治資金団体への直接献金は禁止
参議院議員は一切の献金を禁止
両院の議員には厳しく収支報告を審査する第三機関を設置(私利私欲や無知な政治家を排除)する構造を作る。
こんな形にするのは国民投票を伴う憲法改正が必要と思うけど・・・