【西気賀駅えんちゃんのプリンス岬・ネーミングライツに積極的・黄色い光線🤩奥浜名湖駅・ウナギ弁当がある新所原駅】天竜浜名湖鉄道ラッピング列車がタップリ③

 

【カモメが飛んでこない浜名湖佐久米駅で列車と絡めた写真】

撮影日=2024年2月18日(日)

 

 

↑浜名湖佐久米駅は「カモメが飛んで来て列車と一緒に撮る」のが有名だ。しかし自然の摂理。カモメが飛んで来るのはその時のカモメの気分による。人間がコントロール出来るわけではない。私が居た時間帯カモメが飛んで来ることはなかった。

そこに9時33分発322列車天竜二俣行きが来た。これもラッピング列車。TH2105ヤマハの自転車。地元企業の宣伝もしっかり行って鉄道利用者アップと広告主の商品を売れるようにするのは、今や大切な事なのだろうと思う。その姿を次に訪問した駅でしっかりと見る事になる。そのままホームでボーっと次の列車が来るのを待つ。こういう時間が好きである。

 

 

↑10時01分発124列車掛川行きに乗る。109列車新所原行きの折り返し運用でTH2108であった。天浜線の車両運用は車庫のある天竜二俣駅を起点に掛川~新所原を往復する事が基本である。中には昼間に新所原駅側線で昼寝する運用も含まれているが、掛川、遠州森、西鹿島、宮口、新所原行きは到着後すぐに折り返すのが基本だ。金指行きは主に夜間に設定の列車で到着後は翌朝まで「マルヨ」する。

「1日フリーきっぷ」なので行ったり戻ったりするのも自由自在。単純に行って終わりではないので(私は)、どこの鉄道でもそうだが乗り放題タイプのきっぷは積極的に買うようにしている。鉄道会社側もそれが「商品」であるので、積極的に販売したがる。

 

【「えんちゃんのプリンス岬」西気賀駅】

 

 

↑西気賀駅で下車する。ここも対向式ホームである。

 

 

↑西気賀駅の駅名標はオリジナルデザインだった。「えんちゃんのプリンス岬」と言う副駅名標がある。

「えんちゃん」とは何?と思って調べてみると「遠州信用金庫」の事であった。同信金は浜松市内のみに店舗を持つため、市外から来た人にとっては存在すら知らない事が多いかも。私は初めて同信金の存在を知った。「勉強不足」と言われればそれまでだ。

「プリンス岬」とは西気賀駅にある浜名湖を見る事が出来る”ちょっとした岬”で観光地でもある。この時は行く事が出来なかったが、後日現地調査しようと思った次第だ。

これはネーミングライツによるもので、天竜浜名湖鉄道の収入アップ策と言うのが本音の見方であるが、地元企業や観光地の宣伝をすれば、鉄道利用も広告主も潤う事になるのは前述のTH2105の所でも述べた通り。天竜浜名湖鉄道はネーミングライツに積極的で、いろんな駅や車両に宣伝がある。第三セクターと言う「官的な様相の強い会社」であるものの、お役所的な「民間企業の宣伝はしない」と言う古臭い考え方を捨てて、沿線企業や観光地とのタイアップを積極的に図る姿勢が見えた。最近どこもいう「地域共生」「田舎の生き残り」の一環であろうか。

 

 

↑改札口もなかなか味わいがある。レストラン(現金のみ)があったが11時~14時の営業のためこの時は開店準備中だった。

 

 

↑立派な駅舎である。隣には公衆トイレとダイドーの自販機がある。駅前は国道362号沿いで交通量も多い。路上販売(キッチンカー)による食べ物販売(何の食べ物かは失念・美味しそうだった)を買おうかどうかで迷ったが結局買わず。今思えば買っておけばよかったと後悔する。

 

 

↑掛川行きホームからも撮影(記録)する。ホームが微妙にカーブしている駅はなんだか好きである。有効長も何気に広かったりする。歴史の証人とも言えようか、元々は国鉄二俣線としての開業で東海道線のバイパス機能であった。それがいつしかローカル線になって、いわゆる赤字83線区になって国鉄線では生き残れなくなり、JR発足直前に三セク化された。国鉄時代は列車編成も長かったのだろうが、今は単行の気動車が行き交うだけと言うのも何とも寂しい。

 

【黄色い光線🤩奥浜名湖駅】

 

↑西気賀駅10時30分発117列車新所原行きに乗る。TH2103「#私のキャタライナー」であった。段々と同じような車両に何度も出会うようになる。車内の記録(撮影・もちろん人は写さないようにして)はしたので、ノンビリと乗るだけだ。

前列車が1時間以上前だったためそれなりに混んでいる。25人程度は乗っていた。浜名湖佐久米駅は熱狂的雰囲気になっており、ホームにはざっと50人程度待っていた。ほとんどがスマホや一眼レフ片手に撮影に熱中だ。

しかし、117列車から下車したのはたった5人で、乗車はゼロ。「撮影して終わり」である。それだったら少しの区間でも良いので天竜浜名湖鉄道に乗れば…と思ってしまう。私ならば積極的に乗るが。

三ケ日駅には10時44分で126列車掛川行きTH2109ゆるキャン△列車と交換。やはり大人気で立ち客が数人いた。有人駅のため運賃精算は駅で…である。117列車には約10人乗る。

 

 

↑奥浜名湖駅から「黄色い光線🤩」

あちらこちらに蜂(ハチ)が居て可愛らしい。15人程度下車した。「こんなに下車する駅だったか?」と疑問に思ったがその謎はスグに解けた。天浜線に沿って浜名湖が見える車窓だが、浜名湖沿いに大きな駐車場と「黄色い光線🤩」がする建物。これは「長坂養蜂場」と言う観光地で、その名の通りハチミツ製品を販売する。いかにも美味しそう🤤ここに行く事目当てで奥浜名湖駅の下車が多かった。

 

【新所原駅ホームからも美味しそうなニオイ🤤】

 

 

↑新所原駅に到着。天竜浜名湖鉄道天浜線としてはこの駅まで。国鉄時代は東海道線直通で豊橋までキハ20が直通運転したが、今は必ず乗り換えである。今でも線路がつながっている…と思った。なお掛川駅は今でも線路が繋がっており、年に1回JR東海の「ドクター東海」が天浜線の線路検測のために入線する。

天浜線のホームは1面1線の極めてシンプルな構造で終日有人駅。駅舎も縦長で極めて狭くスグに外へ出る構造だ。駅舎内にはきっぷ売り場(有人窓口)と「ウナギ弁当」を売る店があった。ウナギの香ばしいニオイがする🤤食べたくなる🤤

しかし‼安くない‼ウナギ1匹だと弁当が1600円、2匹だと2800円もする。やはりウナギ弁当となればこんなような値段になるのも納得であった。その他みかんが1袋300円で販売していたが「三ケ日みかん」は有名である。なお、店の撮影は禁止で、ウナギは注文があってから焼き上げるため提供には少し時間がかかるとのこと。

 

 

↑JR新所原駅は2016年に橋上化された駅舎である。それ以前の駅舎しかイメージになかったので新装開店した新所原駅に行ったのはこの時が初めてであった。東海道線の南北を通り抜ける事が出来る自由通路がある。

資産上は新所原駅の豊橋方にある信号機までがJR東海静岡支社の管理でちょうどそこが静岡県と愛知県の県境。その先は同社東海鉄道事業本部の管理下に入る。なお列車の運行上は豊橋までが静岡支社の担当である。

駅業務は東海交通事業(TKJ)が受託する業務委託駅である。10時30分~11時30分は休憩時間のため窓口は閉まっていた。

天浜線とは反対側にある駅舎(要するに南側)に出るとここが新所原の街である。県道3号線が近くを通り交通量が多い。新所原駅から鉄道利用を想定した駐車場もある。腹が減ったので何か食べたいと思い調べると近くに杏林堂(ドラッグストア・弁当の販売もある)があったが、この時は我慢してそそくさに天浜線の駅に戻る。乗り鉄あるあるで折り返し列車で新所原駅を後にする。