昨日の荒谷龍人と石川由太の試合結果!!
昨日は32歳の『オールドルーキー』石川由太がデビュー戦。
そして、A級ライセンスを持つ(A級で試合した事はありませんが...)荒谷龍人がB級トーナメントの緒戦でした。
まず、そのビッグマウスで知られる石川由太は試合の前から絶口調!!
『こんな小さいグローブで人を殴っちゃって良いんですかね? 相手は生命保険に入ってるかな~??』
などと、吹きまくり...
『これでKO負けしたらメチャクチャカッコ悪いな~。』
なんてイジられながら、まぁまぁの状態でリングに上がりました。
相手の山崎誠人選手(本多)もデビュー2戦目で緊張気味です。
ここは年の功でやや有利か!?
しかし、こっちもプロではデビュー戦です。
思い切りの良さを無くしたら全く良いところが無くなってしまうタイプだけに、やはりリングで動いてみないと分からない所も多かったのですが...
いざ試合が始まってみると、いつもより慎重でしたが、まずまず動けてましたね
元よりアグレッシブ&パンチ力には定評があるこの男。
攻めに回れば相当やります!!
ジャブの差し合いは五分!!
右の強打は由太。
コンビネーションは山崎選手という展開で進み、1R終了間際に良い感じで右ショートをぶちこみ効かせます。
由太のラウンドです。
しかし、2R目に入りジャブとシャープな右を増やしてポイント挽回に来た山崎選手と打ち合いになり...
よっしゃ~、こっちの流れだぜ~
と思った瞬間!!
本当にシャープなインサイドからの右を打ち抜かれ、まさかのダウン!!
あれれ!?
大丈夫かいな??
という感じだったのですが、幸いダメージは軽く、その後も強引に打ち合って行きます。
10ー8で山崎選手でしょう。
しかし、オールドルーキーは頑丈でした。
インターバルで戻って来た時にダメージとスタミナはどうだ?
と聞くと。
『ダメージはありません。スタミナも全然行けますよ。』
と強気の返事が帰って来ました
私もその受け答えの様子を見て、行けると判断し
『よし、今1ポイント負けてるな。次のラウンドで全部つかっても良いから勝負をかけよう!
相手も効いてるぞ。左フェイントで右勝負!!』
と、言って送り出すと由太は満点解答で答えを出します。
多少強引に前に出ると、軽い被弾はお構いなしに強烈な右を頭に叩き込み...
そこに当てて倒す!?
という感じはありましたが、豪快なダウンを奪います。
その倒れ方があまりにも効いていたので、カウントアウトの逆転3RKO勝ち
『ビッグマウス』の由太らしい派手なデビュー戦となりました。
次戦も期待大ですね
次がセミファイナルで荒谷龍人の試合です。
相変わらず、試合当日だけは絶好調の荒谷龍人。
フンドシ巻いて気合いは十分!!
そして...リングインまでは完璧です。
相手はアマチュア経験豊富な渡部大介選手(ワタナベ)です。
やや小柄な感じだったのと、事前のビデオで見た感じでは
『まぁ勝負出来るかな~ 』
なんて思っていたのですが...
試合が始まってみると
メチャクチャ強いじゃないですか~??
得意の中間距離でも全く付け入るスキがなく、普通にワン・ツーを打ち抜かれ...
返しの左フックやアッパーもガード出来ないほどの回転力とパワー。
『これはヤバい!!』
久々に大物が来た~
何より荒谷の生命線であるジャブが全く機能しません。
これでは中間距離で全く勝負できない!!
と感じた私は相手のスタミナを削るしかないと考えて
『ガード上げてくっつけ~、インファイトで腹から上!!』
と、事前に考えていた第2作戦を早くも大声で指示しましたが...
大歓声に遮られてなかなか荒谷に届きません
そして、1R目を終了して戻って来た時には大量の鼻血...
『う~ん、これはキツいな~』っていう感じです。
それでも
『ガード上げてインファイトで削れ!次のラウンドに全部賭けろ!!』
と、勝負に出ますが...
ダメージもありなかなか前に出られません。
そして1R目同様、ガードもままならず乱打されてガクッと効いた所で『私が』タオルを投げました。
荒谷はまだやりたかったと思いますが、ダメージと勝機、そしてなにより選手の安全を考えて早めのギブアップをさせて頂きました。
本当に遠くから、たくさん応援に来て頂いたにも関わらず、満足して頂く前に試合をストップしてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
そして荒谷がギブアップしたのではないという事もご理解頂ければと思いますm(__)m
次回、また応援に来て頂けるのであれば...
選手である荒谷龍人、そしてトレーナーの片渕剛太共に考え、トレーニングして捲土重来!!
必ずや、今回とはひと味違う
『漢・荒谷龍人』
をお見せしたいと思います。
少しだけ時間を下さい。
荒谷が諦めない限りは俺は諦めません。
ここから!!
やってやります。
以上、昨日は一勝一敗でした。