焼き物を焼く人、炭を焼く人 | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot

焼き物を焼く人、炭を焼く人

strong>【北海道知床からこれまでの歩行距離数】5,377km
【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約17,000km
【現在到達地】和歌山県 串本町潮岬
【前回からの歩行距離】0km


潮岬停滞4日目。
今日も雨の予報だったが少しも降らず。
各地で大雨が降っているようだがここ潮岬は避けていってるようだ。

良いキャンプ場だったが明日には出ようかと思う。





しばらく前の話になるが紀伊半島を南下中に二人の「焼く人」に出会った。


一人目は三重県三浜町の小島さん。
静岡のこーちゃんの紹介で立ち寄らせていただき、ガレージでテントを張らせていただいた。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-テントと薪


児島さんは15年前に登り窯で焼き物をするためにこちらにきたそうだ。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-窯と山   歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-登り窯


古民家を改造して家族で住み、すぐ横に登り窯がある。
景色も良いし環境も最高だ。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-工房


「良い物を作れば売れる」と言っていたがやはりいろいろと手間のかかる仕事であり大変なようだ。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-焼く前   歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-焼いた後





そこから南下して和歌山県の那智勝浦町。
出発する朝、テントを張っていた場所に私達の噂を聞いて訪ねてきてくれた人がいた。
聞けば炭焼き師で備長炭を焼いていると言う。
家は歩く道筋の途中だからお茶でも飲んでいきませんか、と誘われたので寄らせていただく。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-炭焼き窯


炭焼き師の山田さんは5年前から炭焼きをしている。
北海道から住む場所を求めて家族で南下してきて和歌山で炭焼きと出合ったそうだ。



備長炭は薪にウバメガシを使う。

歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-薪   歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-くさび

窯に入れるためにくさびを使って真っ直ぐにするらしい。




焼くものは違うがどちらも火を相手に窯と真剣に向き合う仕事だ。


こうした職人の仕事には興味があるから仕事場や仕事風景を見せてくれるとなれば喜んで見に行く。

でも、熊野鬼城太鼓の時もそうだが、私達でそういう人を選んで会っている訳ではなければ、
そういう人を紹介してもらっている訳でもない。
たまたま出会い、たまたま紹介していただいているのだ。
偶然通りかかる先でこうした職人や伝統芸能をやる人、物作りをしている人や音楽家と次々と出会えて
いるのであるが、その頻度はかなり高いんじゃないかと思う。


とても不思議なことであり、かつ大変幸運なことだ。
これからもこの旅でこの幸運が続きますように!






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