第三幕
第一幕と同じ舞台装置。
第一場
ヴィオレット、フェルナンド
(フェルナンド) 私に言わせれば、あなたは気管支炎の問題を深刻に考え過ぎなのよ。あの女医さんは警報屋だわ。最初の日から、私はそれをあなたに言っているでしょ。女たちというのはね、冷静さが全然ないのよ。
(ヴィオレット) わたしの決心はついているわ。あの子が落ち着いたらすぐに、わたし、あの子をサナトリウムへ入れるわ。
(フェルナンド) あなたがバシニーとあんな馬鹿馬鹿しい仲たがいをしていなければ、彼はもうパウルス医師を私たちのところへ寄越しているわ。
(ヴィオレット) 藪医者のひとりでしかありえないわ、彼の友だちのなかに入っているんだから。それから、おねがいだから、もうあの人物のことはわたしに話さないで。
(フェルナンド) 分かるものなの?(つづく)