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《 リルケはパリの小さなホテルで「N・R・F」誌に載ったヴァレリーの「デカルト断章」"Fragment d'un Descartes" を読み、その完璧さに驚嘆していた。》 

「リルケとヴァレリー」 66頁

 

 

あのリルケが、最後に傾倒したのが、稀代のデカルト主義者ヴァレリーであった。図式的整理の枠を出ない一般にとってすばらしい教訓だ。