一生懸命何かに没入しているときほど、人間はほかのことにはどこか迂闊なところがあったり、自分の本来の水準に達していなかったりすることがある。ぼくはそれをじぶんの経験としてよくわかる。そういうときのじぶんの事情はじぶんしかわからない。だから他からどう言われようが、気にしないことだ。じっさい、そのときはさほど気にしないものだ。自分が全開しているからである。 

 

人間を証するのは、じぶんの仕事のみである。