実を結ぶのは花を咲かせるよりむつかしい、だが、それは言葉の

樹ではなく――

愛の樹のこと。

 

 

リルケの〈遺稿〉より   高安国世 訳 

 

 

 

 

詩人リルケにもそういう自覚があったか。それでこそ真の詩人だ。