きみのアルバム「かけがえのないもの」の世界にいました。ぼくの気持としては、きみの珠玉の、それぞれが独特の個性で輝いている、全てのアルバムのなかでも、魂の濃厚な深さという観点では、いちばんだといいたい。深く広がってゆく情感世界が、たとえようもないのです。言葉は、無力なものですね。沈黙のうちに展開される世界がどれほどすばらしいか、心を作品そのものに湯浴みさせて、経験するしかないのです。ぼくのもとめる愛の夢の世界がそこに実在している。きみの世界のなかに。