わざわざ書くにも値せん。 

 

なんとつまらぬ者らのなかにぼくはいたことか。正確には、なかにいたのではない。 外から眺めていた。  

 

 

 

自分自身に関係することのできない者は、だめである。   

 

 

 

 

 

 

欄外の欄外 

ずっと幼い子供のころ、まだ自分に目覚めないぼくを正確に判断した者をも、ぼくは拒否しなければならない。ぼくはすぐにそういう自分ではなくなって今日あるのだから。 

 

人間とは、その差である。