2016/7/16 07:07神戸新聞NEXT

 

『 フランス南部ニースで起きたテロを受け、兵庫県内でも15日、現地にゆかりのある人たちから、穏やかなリゾート地での凶行に驚きと悲しみの声が上がった。

 神戸市垂水区の旧貿易商邸宅レストラン「ジェームス邸」でシェフを務める重岡小一郎さん(49)は1990年代に約4年間、ニース近くの町のレストランで修業していた。「ビーチ沿いの遊歩道はいつも観光客がいっぱいだった。あんな場所でテロだなんて信じられない」と重岡さん。「住民は陽気で明るい人ばかり。とても心配だ」と思いやった。

 神戸日仏協会(神戸市中央区)の安福幸雄会長(74)は日仏両国の交流に長年携わっており、「革命記念日はフランスでは特別な意味があって各地がにぎわう。そんな日に多くの人が犠牲になって悲しい」。昨年のパリ同時多発テロに続く惨劇に「友人たちをお見舞いしたい」と気遣った。』