日本の彫刻家は高田博厚先生が、ピアニストは裕美さんが、ぼくにはいればよい。


高田先生はぼくの精神の父であり、裕美さんはぼくの魂の妻である。








いつも自分の前に据える主題をどのようにするかは、いまぼくには大事なことなのである。それで人為的でなくいろいろ思慮している。「愛と美」に「信仰」をくわえてはどうかといま思っているのである。高田先生においても「信仰」がどのようなかたちで覚知されるかを想起しながら、かつ、「信仰」そのものの重大さを想いながら、そして、絶対的意識の中核が「愛」と「夢想」(美)と「信仰」であることにも想到しながら、自分の思惟を創造的な方向に触発する主題構成を試みよう。