「悪魔の裁き」が「神の裁き」面をして横行している。しっかり自分の判断を決断しないと 「神の裁き」であると思い込んで恐れ入ってしまう。悪魔は大変な知恵者、心理学者なのだよ。「悪魔」も「神」もそれ自体は言葉にすぎない。その言葉に内容を充填し言葉を定義するのは われわれの経験であり直観的判断なのだ。「悪魔」をその脅迫権威的力のために「神」と見做すことはいくらでもできる。そのような者にはそれが「神」の定義になる。個人がどういう「神」を欲するかということがすべてなのだ。悪魔が居るのだから、此の世で経験する不可解現象から感得する力をすべて「神」に帰さないようにしなければならない。悪魔を認めなければわれわれは必然的に悪魔に服従することになる (これがジッドの悪魔論の要諦でもある)、〈これは神の力だ、神以外誰がこの現象を起こし得るか〉、と嘆じながら。「この世の王」であるとアランが断じた「判断力」が、力が神由来か悪魔由来かを決裁する。万人よ ようくお聞き、われわれは「神」を判断しなければならないのだよ。何に基づいて!われわれの内なる「神の観念」によってでしかない。この意味で、「人間」を離れて「神」は存在しない。デカルトの演繹的とよばれる「神の存在の証明」は、この意識態度(自己の純粋精神内の「神の観念」から出発する)によって成ったのである。外圧に圧倒されてこの力を神と見做したのではない。逆に外圧と徹底的意識性をもって闘い〔方法的懐疑〕、「自己」と、この自己にとっての「神」とを、見出したのである。この「精神の新しさと根源性」が感得できるだろうか。





思想的意識性や意識的主張性、これでいかにこの世の人間意識が覆われていることだろうか。こういうものを社会の人間のなかから全部なくしてしまいたい。それをぼくの思想はめざしている。ガブリエル・マルセルにも高田先生にも、哲学者、思索者として第一級の本物であるからこそ、思想的意識性や意識的主張性は、皆無なのである、真の思想はそんな意識次元には無い。

〔念のために言うが、社会的提言を否定するなどという愚論では勿論ない。人間の根本的な在り方をわたしは問題にしている。すこしも根本覚醒的でなく 他者を意識的に圧迫し引っ掛けるだけの、根無しな主張性が生の在り方の常態となっているような人間をわたしは忌み嫌う。そういう在り方が いまほとんどだ。(しかもそんなものが〈人気〉をとっている。)〕

本物の思想家はその思想によって他者を自由へと解放するが、そうでない者達はその思想・主張と称するもので他者をただ引っ掛け、本来的自由から逸らせるような圧迫的要請を あつかましくする。 本物の思想者は まず自ら「存在」している安らかさを発しているが、そうでない者達は自分の「主張性」で「存在」を装う。後者はゆえにどんな体裁であっても本質が暴力性であり、他者にとって密かに深く不快性である。






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『デジカメの中身を整理してたら、

ずいぶん前の写真が

色々たくさん出てきましたにこにこ



過去を振り返り 、 、 、

ということで

たまにブログにUPしようかなはぁと+ティアラ




今日の1枚は、今年の6月。


大阪・フェニックスホールにて♥akn♥


コンサート終了後、

皆さんから頂いたお花に囲まれて、

ホッとしているところです花束


キレイなお花ばかりで、感激でした嬉しいッ☆



あまりの緊張で、

あまり写真を撮る余裕がなくて、

コンサート前の写真は1枚もないんですあせ


今となっては、撮っておけば良かったなぁ~と後悔↓』 〔2009.12.3〕


いやいや、演奏前にそれだけ緊張し、集中して、他のことを忘れているのは立派なこと。いかに真摯に真剣に正面から取り組んでいるか、責任感をもち、逃げていないかということで、それだからこそ心を打つ感銘をあたえる演奏ができるのです。ぼくたちが感動するために、あなたは骨身をけずるような大変な努力と苦労をしているということ、形ある美を在らしめるために。あなたのそのようないとなみこそ「生きている思想」です。そのようなことこそが人間を価値あらしめるのです。自分を解放してあげてくださいね。


2009年6月といえば、ぼくが自分の唯一の本を出版した時… ぼくは全然正常だった時… あの時のことを想起すると その後のことがどうも信じられない。ぼくに自然に天から定められた変化ではなかった。 その二年前、坂井泉水さんは暗殺されたのだとぼくは合理的に直感し確信している。不自然な点が何重にも気づかれる。あれで警察も周囲も動かなかったのはまったくおかしい。真相が闇なのに「天国で安らかに」などと言うつもりはないぼくも不自然に人生を断たれた。ぼくを破壊したこの闇は明らかにできる、明らかにせねばならない悪なのだ。このぼくの怒りの念は此の世をこのままにはさせないだろう。