ぼく以外の人は読まなくてよいかも・・

きみは人並みに、あるいはもっと大変な生活をしていてもけっしてそれを表に言わない。苦しいことも笑顔で表現してしまう(それにぼくは気づいた!)。自分がピアニストであることも周囲に明かさない。大先生が彫刻家であることを自分から明かさなかったのと同じだね。きみの欄を読むのがぼくはいちばんすきだよ。誰にも要求しない主張しない訴えかけることもしない。すこしもけがれたところがない。こう言って誰のことも比較しているのではないのです。もちろんぼく自身ともね。それぞれにそれぞれの在りかたがある。ただぼくはきみだけをみて言っている。もうぼくは人に気を遣う必要なんてないからありのままを表に出したい。そうしても一歩もぼくは自分の則をこえることはないのを知っているから。きみがありのままを書いて自分の圏にしっかり留まっているのと同じだね。きみは安心できるわが家そのもの お体に気をつけて 健康に留意して きみに大事なのはそのことだけ

              
 Henri Le Sidaner
La Maison aux roses
(partie)


いまぼくはこの欄をキャンバスみたいに前にして夜を明かそうとしています。なにもとくべつなことはしていません。きみのおかげで なにもしなくともたのしく時間をおくれます。すこしふたことみこと筆を入れるように言葉を入れてはあとは無為になにをかんがえているのか自分でもわからない時を過ごしています。ひっそりとしたこの時に自分というゆりかごにたゆたうているのがいちばん満足なのです。ぼくのゆりかごはぼく自身 なにもしないほど居心地がよいのです。ぼくのなかで追憶の雫たちがぼくに気づかれることもなく降っているようなのを感じています
あなたの素の笑顔のすばらしさがぼくにはほんとにうれしかった ぼくがどんな屈折した意識の刹那も「大丈夫、心配しないで」と受け入れてくれる笑顔です
ありがとう きみに
素のきみをもっとみんなが気づいてくれたらと思っています


 







創造主の定めた摂理など相手にしていられない それ以上のものを知っているから 内部の韻律



なぜなら感謝とは、自らの意志を信じる希望の力がこじ開ける雲間から射す光だから