平等じゃなきゃ、フェアじゃなきゃと昔はもっと思ってた。
学校に通ってる時代は、ウソのようにこの考えが王道扱いされる。
でも実は仕事ではあまりこの平等にこだわるとチャンスを失う。
みんな同じなんてことはない。
条件は違う。
そんな中、競争しなきゃならないことは多々ある。
フェアじゃないなんて言ってても始まらない。
社会はそういうもんじゃない。

とは誰も明確には教えてくれないように思う。

私はなんと、そのことを妊娠、出産、育児から学んだ。

妊娠したら、体質だの、なんだので全く違う。
私はつわりがひどいのと、後期に体重が増えすぎるのが課題。
でも代わりに胎児はお腹の中でよく育つ。
双子を問題なくうめたのも、3人目が首が座るほどしっかりした子だったのも、みんなそのおかげだ。
双子妊娠だから、産む前に入院もしたけど、切迫早産の人はたくさんいたし、大変だ。
まったくフェアじゃない。

出産だって安産だったり難産だったり。
心がけだの、なんだの、古く迷信みたいな話はみんな違う。
まったくフェアじゃない。
切迫早産から難産になる人までいる。
せめてどっちかにしてくれ。

そして子育て。
私はとにかく凹んだ。
寝ないんだ、我が息子たち。1人も。
お母さんのこういう行動がいけない、こうしたらいい、全部読んだし、実行した。
うそだ、うちの息子たちには全然効かない。
おばあさんたちは、こうやれ、ああやれ、うるさい。
だめだ、息子たちには効かない。
双子で寝ないってまじで大変なんだぞ、わかるか!そもそもなんで双子!とノイローゼ。笑
でもだいぶ後でわかった。
3人目を育ててるときだ。
子供はみんな違う。
私なんて双子だから人数まで違うんだ。
本に書いてある通り、隣の人が言う通りにはならない。
うちの息子たちは、うちの息子たちだ。
今もおかげさまで選りすぐりの個性派だ。
そして今も夜はなかなか寝ない。
夜更かしを楽しめばよかったよ。笑

以来、周りの人のことは全く気にならなくなった。
私だけなんで?とか、一切思わなくなった。
全員違うんだから。
比べるより、目の前のチャンスを逃さないようにしよう。
人と違った強みをいかそう。


子育てって思い通りにいかないことだらけだけど、いろんなことを教えてくれます。