『第9地区 DISTRICT9』
のっけから引き込まれてしまう、巧みな演出。
その計算し尽くしているであろう展開に、すんなりと魅せられてしまう、かつてない独創(オリジナリティー)。
無名の監督とキャストに、完全オリジナルの脚本、そして低予算でのプロモーション…
それでいて、並みいる超大作をぶっちぎっての大ヒット。
その答えは、全てこの映画の中にあり、この映画を観ればわかる。
そのすごさ、えげつなさ、リアリティー…
“NO HOLLYWOOD ALLOWED”と宣言するがごとくの、掟破りの連続が心地よい。
極上のエンターテイメントと言い切れるのに、ひたすらダークでブラックな要素が確信犯的に編み込まれている。
ただ、観ればよい!
否、観ねば、ならない!
それしか言えない、レビューにならない、傑作。
いま僕らがいるのは…
第9地区の、
中なのか、外なのか…
監督・脚本: ニール・ブロンカンプ
脚本: テリー・タッチェル
製作: ピーター・ジャクソン
音楽: クリントン・ショーター
出演:
シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド 他