見てきました。
安い時にと思ってたんだけど、TVで番宣みてたら無性に・・。
いやあ・・・・良かった。
確かに希望を持てるラストではないので「いい話」ではないけれど、
１つの映画として、とても「いい作品」であったと思います。
なんで今とか、
リメイクだからとか、
出演者がどうのとか、
そんなもんとっぱらって、
「とにかく観てみて」って感じです。
見終わったあとの、この映画の存在感がすごくて。
映画でこんな感じになったのは何年ぶりかなあ・・・。
心臓がドクドクしてました。
戦争映画苦手なんだけど、僕は戦闘シーンが苦手な人
なんで、戦後の話がメインのこれは全然大丈夫でした。
感想を表現するのがとても難しい映画です、自分の語彙力では無理。
思ったよりも笑い場面があって、重すぎず僕は丁度良い。
脇の人たちもとてもいいです。
意外とつるべさんが良い、侮ってました、すんません。
そして中居正広。
最初こそ普段の中居さんを彷彿とさせる部分はありますが、
戦争へ行く辺りからぐっと表情が変わっていきます。
いや、もう終盤のアレはすごい。
完全に惹きこまれて、ゾクゾクして、強烈でした。
あの目、纏う雰囲気、指の動き、鉛筆の音。
異常です。
壊れたヒトとはああなるのかと。
脚本も綺麗ごとにしてなくていい。
人間はそんなに綺麗じゃない。
多分この作品は「戦争の不条理さ」とかを言いたいんじゃ
ないかなーと思うので、あの終わり方はとても好きです。
戦争でハッピーエンドなんてないんだからさ。
是非これは劇場で見て欲しい作品。
そうそう、客層がすんごい幅広くて。
田舎のこじんまりした映画館なんだけど、
親子連れ、家族総出、若い女の子、年配の方々、男の人、
いつもレディースdayに行くのが多いからすごく新鮮だった。
こうやって年代の違う人たちが一つの作品を見るのって
なんか面白いなーと感じてしまいました。