6月14日

会議3日目。リコネクションやエラプション関係の講演。人々ななんとなくブレイクアウトモデルに、というよりブレイクアウトモデルをやたらもてはやす風潮が一時期あったことに対して、なんとなく批判的。シュミーダーさん含めて。ガルスガードさんのプレゼンがこれまでのHTML(めちゃくちゃ字が小さくて評判悪かった)からOpenOfficeに変わっていた。が、3次元の絵が今一つ分かりにくいのは相変わらず。ダルゲッシュは自分の講演のプロミネンス振動の話のところで、前日対レストランで携帯を使って撮ったS先生の振動(うとうとして、、、)ムービーを上映し、大ウケ。

夜はワークショップの正式ディナー。セントアンドリュースといえばゴルフの全英オープンだが、その全英オープンが開かれるオールドコースの真ん中にたつゲストハウスで。ワークショップ会場で世話人の人が、「ディナー会場へは、ゴルフボールが飛んで来ないか気をつけながらオールドコースを突っ切って行って下さい」と言うので冗談とばかり思っていたら本当だった。オールドコースを横切る車道まであり、「ゴルフボールに注意」という標識が。なので、コースを突っ切って会場へ。ゴルフコース歩いたのって生まれて初めてかも。写真はゲストハウスの屋上から見たオールドコース。右手の海岸は北海。


oldcourse


ディナーのテーブルはパリアットさん、ロングコープさん、フランスの若い学生のジューウ゛さん、それにMさんと同席。パリアットさんがやたら歴史に詳しく、日本のKurofuneの頃はどうだったとかそんな質問までやってきた。ビュッフェ形式で気軽な感じ。

ディナー後宿舎に戻り、日本人4人で月末にある将来計画ワークショップのための打ち合わせ。外国出張にでも来ないとなかなかゆっくり話し合うヒマがない。が、時差ボケや会議の疲れに、ディナーのワインも効いてるおかげて、非常に効率が悪く、すぐ脱線して雑談になってしまう。11ごろ抜け出してバシリらが待つパブへ。参加者のうちかなりの人が来ていて、みんな相当酔っぱらっている。夜中の12時半にパブを閉め出されても、5人ほどは酒を求めてどこかへ行ってしまった。どうやらその後宿舎の部屋で飲んでいたらしい。1時頃宿舎に帰ると、S先生とYさんはまだ話をしている。打ち合わせを再開したが、結局3時頃までかかって大したことは決められなかった。


6月15日

ワークショップ最終日。昨日最後までよっぱらってたグループのうち来てない人がいる(アベットさんとか)。少人数ワーショップの欠点は、サボると簡単にばれることだ。

マンチェスターさんとホルストさんのトークに、最後はモレノさんがまとめ。終わってからマンチェスターさんと初めて個人的に話をした。ミシガン大の宇宙天気モデリンググループで、太陽から地球まで解くようなすごい計算をやっているので、今は浮上磁場よりそっちに軸足を置いているのだと思っていたが、むろん宇宙天気のプロジェクトには関わっているが、40%位の時間は自分の研究で、浮上磁場も続けているらしい。割と話しやすい人だった。

ワーショップは午前中で終了。テーマがしぼられていて議論の時間が十分あったので、なかなか有意義で面白い会議だった。他の参加者もお世辞でなくそう感じたようだ。で、この続きの第2回を誰か主催しないか、という話に。ひのでの成果もあり、次回は日本で、という雰囲気をなんとなく感じる。そうなったら間違いなく雑用係を引き受けることになるだろう、、、別にいいけど。

昼食後、ダルゲッシュやマークと別れて、少し昼寝。夕方起きてメールを読んだり少し仕事。夜はフッドさん、ロングコープさん、S先生、アーコンティス一家と中華料理屋で食事。