9月14日(水)~15日(木)に開催された商業界九州沖縄ゼミナール熊本に参加してきました。
9月13日(火)朝2時に起き、高崎から高速バスで羽田に向いました。今日はゼミの前泊なので一日空いているので、朝一番のフライトで熊本に入り、一日熊本の観光(光を見に)をしました。実にありがたい。高崎同友会の勝山君も一緒に行きました。
熊本空港が霧のため条件付(福岡空港着に変更か羽田に引き返す)フライトとなりました。離陸の時に雲の中に突入し、勝山君が気分が悪くなるほど飛行機が揺れました。
無事、霧が晴れ予定通り9:00に熊本空港に到着。高崎同友会のメンバーである熊本の村上さん(キムチの里)が迎えに来てくれました。全国に心友がいるということは、本当にありがたいことです。
2013年5月に熊本同友会に招かれて熊本に来た時に熊本同友会の廣田さんに連れて行っていただいた白川水源に連れて行っていただきました。そこまでの道は熊本地震によりいたるところで幹線道路が寸断され、遠回りして水源に向いました。
南阿蘇村と阿蘇山(あいにくの雲)
白川水源はまったく地震の影響がなく3年前に来た時と同じ姿を見せてくれました。白川はここから熊本市内を通り海に流れていくのです。
毎分60トンの水が湧いています。
この池のそこから水が湧き出し砂が舞を披露しています。この池の水をそのまま柄杓で救って飲めるのです。ここに来ると何となく空気感が違いますね。心が落ち着くのです。大好きな場所です。
私の好きな老子の水訓です。
『水はすべての生き物をはぐくむ
入れ物によって形を変え、人と争わない
下へ下へと流れる
人の嫌がるような地味な場所でもそこに留まり満足している』
水は最高の徳をもつものとされています。そうなりたいものです。
その後、お昼に阿蘇の赤毛牛、馬肉、鶏肉の焼肉を食べに行きました。
『人は大昔、食べ物を得て腹をふくらまし満足し、ぶらぶらしていた』
そんな心境です。
南阿蘇村の震災で傾いた家や外輪山の土砂崩れの傷跡を見ながら熊本市内にもどり、
一旦ゼミの会場に立ち寄りスタッフの皆さんと顔合わせをして、明日の講演の打ち合わせをしました。
熊本城に行きました。地震でお城の石垣が崩れているニュースを何度と見ていましたので状況は察していました。しかし、お城は崩れておらず、凛とした姿でたっていました。
この位置からだと地震に全く動じなかったとみえます。
熊本城の立派な姿を見るだけで十分価値があるとおもいます。
次は、日本最大最後の内乱である西南の役で最大の激戦地となった田原坂に行きました。ここでの攻防がものすごく激戦で、お互いの放った鉄砲からの玉と玉がぶつかりつぶれたほどだったといわれています。
ここを境に薩摩軍の陥落が始まったようです。
両軍の銃弾の傷跡(写真を元に復元したものです。)
田原坂から見た眼下の熊本に広がる夕焼け
夕焼け空に感慨深いものを感じました。
下通りにある本場熊本ラーメンを食べに行きました。あっさりとした豚骨スープに満足でした。下通りは店も華やかで、人でいっぱいでした。震災の影響の跡形も見られません。みんな元気いっぱいです。表面はこんな状況です。(今の熊本の実情は後で聞きました。それは次のブログで)
そして、上通りに移動し、3年前に行った熊本の同友が常連になっている『清流』というおばちゃんが一人でやっているスナックに行きました。3年前に一度行ったきりなのに、毎年年賀状を送ってくれます。こんなことが続くと熊本に来たらまた行きたくなるものですね。梅干をお土産に持っていきました。おばちゃんの口癖『です。です。です。』が久しぶりに心地よかった。
熊本の地に行きつけのお店があるというだけで、熊本が自分のホームになるものです。人の心は単純なものです。人と人の出会いというものは人生を豊かにしてくれますね。おばちゃんまた会いましょう。
夜11時にお開きにしました。
みなさんに食べてもらいたい手づくりの逸品がたくさん