クウェートのお店は、午後1時半ごろを過ぎると軒並み閉まってしまいます。
だいたい午後4時、もしくは4時半ごろまで休憩をとって、再び開くお店が多いようです。
クウェートでの時間を無駄にしたくないと思い、ホテルから出歩いてみたはいいものの、ほとんどのお店が閉まっている!?
「・・・しまった、そうだった!」
うっかりしていました。クウェートに限らず、中東湾岸諸国では、午後1時半もしくは2時ごろから夕方にかけて、商店はお昼休みをとるのが一般的なのです。
夏などは50度ほどにもなる酷暑の湾岸諸国ですから、こんな時間に営業していてもお客など来ないのでしょう。
最近は通しで営業するショッピングモール内のお店なども増えてきたように思いますが、一般の路面店はまだまだこんな感じです。
こうした時間帯の過ごし方は?と言うと、ホテルで昼寝か読書でもするか、スタバなどの通しで営業しているカフェでのんびりお茶するか(ラマダン期間中を除く)といったところになると思います。
ショッピングモール内の店舗も、すべてが通し営業とは限りませんし、難しいところです。
(オマーンなどではショッピングモール内のお店ですら閉まってしまいました。)
この時間帯、クウェート随一の繁華街であるファハド・アル・サレム・ストリートですら、歩いている人はまばらです。
現地人(純粋なクウェート人)は涼しくなる夕方以降しか外出しませんし、そもそも車移動なのでこんな歩道を歩いたりはしません・・・。
ふと横に目をやれば、そこには古いビルと、商店がずらり。
このあたりはクウェートでも湾岸戦争前から栄えているエリアなのでしょうね。
そんな中にも、高層ビル群が立ち並んでいるわけですが、歩道の整備がうまくいっておらず、ところどころ歩道に穴が開きっぱなしになっていたり、このように砂が露出していたり(写真右)というのがクウェートらしいところでもありますね。
基本歩道を利用する人など、出稼ぎの労働者たちくらいですからね。
歩行者用の信号も数は少ないですし、道路の横断の際は猛スピードで走る車の間隙を縫うようにして走って渡る必要があります。
こうしたところに、オイルで支えられた国の姿が見える気がしました。