こんにちわ。ケントです。新婦さんと新郎さんが纏うウエディングドレスとタキシード。これら洋装の婚礼衣装に必ずセットになっているのが、新婦さんが手に持つ「ブーケ」と新郎さんが胸に付ける「ブートニア」です。ボクの経験上、この「ブーケとブートニア」の意味を知っている新郎新婦さんは非常に少ないです。
我々が生きるブライダル業界には、たくさんの素敵な意味を持つアイテムや動作・所作がありますが、これもそのひとつなのです。
たまに新郎さんが、
「オレは花(ブートニア)はいらないっす!」とか、
「オレは新婦とは違う花(のブートニア)を付けようかなあ〜」
とかおっしゃいます。
どちらもダメですよ!
中世ヨーロッパにこんなお話があります。
ひとりの青年が愛する女性のために野に咲く花を集めて花束を作りプロポーズ。女性はこのプロポーズを受け入れ、「OK」の印として花束から花を一輪取り、青年の胸に挿したというお話です。
ブーケとブートニアはこのお話に基づいた素敵なアイテムなんですね。ですから、新郎さんは「いらないっす!」とか「違う花に...」とか言わずに、しっかり胸にお花を付けてくださいね。
追記:このお話に基づいた素敵なセレモニー「ダズンローズセレモニー」というものもあります。結婚式の中で採り入れてみられてもよろしいかと思います。
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