サラ(沙羅・夏椿)・季節の花と花言葉 | kensan-0427さんのブログ

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サラ(沙羅・夏椿)

花言葉【愛らしさ】


「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす 奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢のごとし‥」
平家物語の冒頭の一節です。

沙羅の花は、仏教の世界では聖なる花とされています。
釈迦が生まれたところで咲いていた「無憂樹(ムユウジュ)」、釈迦が悟りを開いた場所で咲いていた「菩提樹(ボダイジュ)」と並んで三大聖木の1つとされています。


釈迦が入滅した時に、2本の沙羅が近くに咲いていたことから沙羅双樹と呼ばれるようになりました。
たった1日しか咲かない儚い花です。

日本名は夏椿。本来の沙羅双樹の花は亜熱帯性の植物で、仏教の聖地インドでは育ちますが、日本では残念ながら育ちません。そこで、ご本家インドで咲いている沙羅双樹に似たこの夏椿を日本では…沙羅…あるいは沙羅双樹と呼んでいます。

京都妙心寺の東林院の沙羅の花が有名で、例年この季節には『沙羅をめでる会』が催され、この沙羅の花を見ることができます。私も一度だけ行ったことがありますが、お茶・お菓子付で3000円位だったように思います。

京都妙心寺東林院は……今年の沙羅公開は今日(6/30)まで…この季節……イチオシの観光ポイントです。