昨夜、作曲家の祭典2017が大盛況のうちに終了いたしました。
お越しになられた皆様、満足して頂けたでしょうか?
4人の作曲家が同じオケで同じ日に自作曲を演奏する、と言う試みは
非常に面白く、またチャレンジングなコンサート。
一人一人の、個性やオーケストレーションのやり方、長所、短所など、
あからさまに露呈するので、自分に自信のある作家しか
やりたがらない企画。
でも、人望溢れる渡辺俊幸さんプロデュースなら、間違ったものにはなる訳なく、
非常に私自身も楽しめました。
なにより、選曲が自由で、一人25分の枠の中なら、なにをやっても良い
と言う緩い縛りだったので、(ただ渡辺さんからはワンピ曲は必ずやって欲しいと要望が)
私は、4曲選んで、その3曲は日本初演のレアな曲ばかりにしました。
中でも、米倉千尋さん歌唱の『名前のない未来図』は、
21年前、チェコのプラハのドヴォルザークホール(所沢ホールではない)
で、演奏録音して以来、2度目の幻とも言える楽曲。
私は、この曲を演奏出来る、と言う事だけで、この仕事をお引き受けした
と言っても過言ではありません。
米倉さんもオケのメンバーも素晴らしい演奏をしてくれたおかげで
ようやく『この曲を生で聴きたい』と言う想いが果たせました。
感動しました。
また、最後の鬼平では、オケのトランペットの笠原君が、
あの難しい(エリックだもんね)フレーズを、見事に吹いてくれて
拍手喝采!でしたね。
終了後、たくさんのお客様と歓談しましたが(お一人の時間が少なくてすみません)
ある方から頂いたファンレターが、本当に嬉しかったです。
また、このような企画がありましたら、喜んでくれるファンのためにも
積極的に参加していく所存であります。
ありがとうございました。