日本独特の アニソンと言うジャンル

定義するのは簡単でもあり、難しくもあります。

主題歌、エンディングテーマ、キャラソンとありますが、
今回は主題歌に絞って考察してみたいと思います。


主題歌とは?、、、、そのアニメ作品の『顔』である事は疑う余地はありません。
その作品の世界観とか、色とか、キャラ、ストーリーに則した楽曲でしか、
『顔』には成りえない、と言うのがどう考えても普通の思考。

しかし近年、全くその作品と違う楽曲が主題歌として採用されると言う
どう考えてもおかしい現象が、起こって来ました。

つまり『顔』のふりをしたオバケみたいなものです。


その作品作品には(全くのオリジナル作品を除いては)
それぞれに思い入れのあるファンの方々がいらっしゃるし、
その方々が購買層の大半であるにも関わらず、その思いには配慮すらしないで
そう言う楽曲をあてがう行為。

『タイアップ』
(企業の方々には、都合の良いシステムですものね、、詳しくは書きませんけど)


これに業界全体で走った結果、『アニソン』と言うユニークなジャンルも
Jポップの波に飲まれてしまって、ほとんど区別の付かない事になりました。


もうすぐ、『アニソン』と言うジャンルは、このままでは無くなってしまう
危機に陥ってしまっています。


もちろん、従来とは違うカタチの”新しいアニポップ”みたいな楽曲の誕生は
嬉しいものだし良い事なんですけど、
これはその時代の”流行”によって、同じ様な楽曲の氾濫が止められません。

『小室ミュージック』が流行れば、『小室もどきアニソン』ばっかり、
みたいな流れです。

もちろん、音楽の多様化によって、色々な楽曲が生み出されるのは
歓迎すべき事で、その中から新しい才能もどんどん出て来ています。

昔昔のアニソンの曲調を、今でもやる事が正しい、なんて全く思っていません。


タイアップにはタイアップの良さもある、と言う意見も
ある程度は受け入れます。


しかし、『アニソン』が『アニソン』で無くなってしまう事だけは
私は許したくない気持ちで一杯なのです。


『アニソン』とは、そのアニメに対する『理解』であり『リスペクト』であり、
つまり『愛』が基本の楽曲の事。

まず最初に『アニメ作品ありき』の状態から、派生した楽曲であるべき!
だと思うのです。


『タイアップ』楽曲の中で、この点がおろそかになっている事に
敏感にファンの方が気付くから、『自動的なアイアップ』『愛のないタイアップ』
に、否定的なのです。


『愛』さえあれば、そして楽曲を提供されるアーティストさんに
『今、アニソンを作っている』と言う意識さえあれば、
そして、今後もその『アニソン』を歌った事をプライドに思って
隠したりしなくなれば、
どんなタイアップでもOK!なんですけど、、、、



私は、今後も、そのアニメだけのために制作された『純粋アニソン』を
どんなに時代遅れと言われようと『愛』を持って作り続けて行きます。


もうほとんど『孤独な闘い』の域に達しておりますが、
『守るべきものは守らなければならない』と、信じて頑張ります!