このところ民放の番組はすべてにバラエティー化していて、視るものがない
と、前に書きました。

バラエティーはバラエティーとして存在しても良いのですが、すべてのジャンルで
その手法を取り入れる事もないだろうに。

クイズ番組、スポーツ中継(ゲストにお笑い芸人など)、ニュース、果てには
選挙速報まで、、、

なぜ、すべてに笑いが必要で、なぜ軽く薄くなくてはいけないの?



そんな事言うなら視なければ良い。

その通りですが、このような軽薄なTVを安易に受け入れて育ってしまった若者達の
未来がとても心配です。



で、その手法のなかで、私が一番好きではないもの、許せないものは
『茶化す』と言う行為です。


これを得意芸にしている、OOOさんなんかも(そろそろ飽きられてるけど)
結構失礼な事を平気でしゃべる。

目上の人、立派な人にも誰でもおかまいなしです。

これは『ツッコミ』の事を言っているのではありません。

『ツッコミ』は時として、そう言ういじりにくい人の意外な側面や
本音を引き出すための、プロとしての技だから良いのですが、
本当にちゃんとしたお話をしている最中に、笑いを取るためだけに
する失礼な行為、『茶化す』、これが一番腹立たしいのです。


それも容姿や、ちょっとした発言の枝葉を捉えて、全部『笑い』に
持って行く。

良い話が台無しです。

そのまま続けたら、素晴しい展開になっていたかもしれないのに、
そのバカなお笑い芸人の『茶化し』で、流れは止まり、
話の腰を折られ、それ以上は深くはならない。
こう言う事が多過ぎます。


それは彼らはそれがお仕事だから、しょうがないのかも、、、、


それなら、『ツッコミ』に徹すべきです。

良い『ツッコミ』は、やはり話術が優れていないと出来ません。
話の流れを良くして、語り手がしゃべりやすくしてあげると言う『愛情』が
その根底になければいけません。

前記のような芸人は、全部自分のためにトークをしているので、
自分が目立つ事が一番大事だから、そのような失礼な行為も
平気で行うのです。

しかも本人はそれが『芸』だと思っているから始末に悪い。

視聴者もそのテレビ的なものに慣れ切っているから、さして違和感を
抱かない。

問題ですね。



私はそんな『茶化す』行為をされた側の人は、いくらテレビとは言え
ちゃんと怒るべきではないか、と思います。

日本では、このところちゃんと抗議したり、叱ったり出来る人が
少なくなっています。

みんな嫌われる事を恐れ過ぎです。


ちゃんとその場で叱らないから、反省しないでまたミスを犯す
懲りない人達が増殖しているのです。


私は、なにか間違った事をされたら、ちゃんと叱るようにしています。

それがその人のためになるのなら、別に嫌われても良いから。


もし、今後、自分の身を理不尽に『茶化された』ら、それがテレビであろうと
なんであろうと、ちゃんとその場で抗議したい!
と、思っています。