我々の業界だけのお話ではないのですが、ずっと長く一線級を維持し続けている方々は
本当に他者とは違う何かをお持ちなんですね。
こんな話を書きたくなったのは、先日たまたま『徹子の部屋』をなにげに観ていまして、
その凄さに感銘を受けたからです。
どんなゲストが来ても(どんな大物ゲストでも)黒柳さんの独特のワールドに引き込まれ
思いもかけない話を引き出したりする。
そのゲストの事を事前に良く調べられていて、知識的にゲストに失礼する事はない。
別の意味で、彼女は色々失礼するのだけど、前提がしっかりしているのだから、
それはそれほど問題ではなく、そのトンデモ発言(きっと計算)に
ゲストがリアクションを要求される。
逆です。
普通、トーク番組は聴き手がゲストの話を聴くはずが、気付いたら徹子さんの方が
たくさんしゃべっている。
まあ、それが面白い!
天才ですね。
タモリのテレホンショッキングもこう言う傾向があるけど(あれもなにげに凄いコーナー)
徹子さんほどではありません。
まぁ、伊達に長いだけではない、と言う事です。
我々の業界でも、佐々木さん50年、水木さん堀江さん40年です。
それもずっと一線級におられてのお仕事です。
大変な事です。
食って行くだけでも、ずっと続けるだけでも大変なのに、
長い間一線級を維持する事は並大抵な事ではありません。
どんだけ努力したんだ!と推察出来ます。
特に歌手の方の声と歌のクオリティーの維持、移り変わりの激しい”時代”と言う残酷な
時の流れにも戦って行かないといけない。
”長いだけでも意味がある”
皆さん、ご尊敬申し上げます。