このところ、テレビやなんかで良く見かけるのですが、
女性の方がお買い物したりする時に、やたらと
「かわいい~」を連発しますね。

女子高生くらいの年代だったら分かるのですが、結構な年齢の方も
「かわいい~」を発します。

それだけならまだしも、人を見る時の判断基準にすら、この「かわいい」
で、決めている事が多いですね。

オジさん相手に「かわいい~」って。

言われたオジさんもにやけてたりします。

私はそんな事言われたら、背筋がゾッとしますけど。
(誰にも言われないので良いけど)




何かとても違和感を感じます。


価値判断基準がこの方向性ばかりになると、製品にはどこか「かわいい」部分が
なければいけない。
人には「かわいげ」がなければいけない事になります。


それはそんな所もあっても良いのですが、女性が安易にこの
「かわいい~」を連発すると、ひどく幼く見えます。


かねがね思っていたのですが、日本には若い女性とオバさんはいるけど、
その中間の「大人の女性」が少ないような気がします。


これは、女性に限った事ではなく、男性も子供とジイさんの間の
「大人の男」も少ないかな?

日本のオジさんの中の『大人』な割合が、多ければ良いのですが、
結構年齢を重ねていても『子供』が多いし、その後はすぐに『ジイさん』が
待っています。



男性の価値判断で、この「かわいい~」に対する言葉は
「かっこいい~」ですね。

これも、連発し過ぎると何か「軽い男」になってしまうような気がします。


日本と言う国は、人と違う事をしたり、考えたりする事を極度に嫌う国
だから、しょうがないとは思うのですが、
価値判断が感情的、情緒的なのはなんとかならないもんですかね~


まるで理知的じゃない、子供のように好き嫌いで判断する人、
多くないですか?


この「かわいい~」と「かっこいい~」は、日本の幼児化の象徴のような感じを
受けるのは、私だけでしょうか?