前の記事で、時代の今後への変わり方を書いた訳ですが、
今度は、どの世代が今何歳になったか?によって、アニメに与える影響を
考察して見たいと思います。


50年以上の歴史のある我が日本が誇るアニメ文化ですが、
ずっと同じ作品が、いつの時代にもあった訳ではありません。

その世代世代によって、全く違う作品を幼少期に視て過ごして来た事に
なります。

だから、アニメに関しても、世代間ギャップが多く存在します。


勿論、サザエさん、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、アンパンマンなどは、
何年ものロングランですので、どの世代に特に影響を与えたとは言えません。

このような作品は、もはや日常アニメとなっているので、
他の”ガンダム世代”とか言う言葉で表現出来ません。
(サザエさん世代って、どの世代を象徴すれば良いのだろう?)


さて、私はここで、一番アニメに影響を受ける時期はいつぐらいだろう?
と考えてみました。

5歳では幼過ぎる、15歳では本人の価値観が多様化し過ぎている、
などかんがみて、ここは、独断で小学4年生『10歳』が
一番アニメからの影響を受ける!と決めさせていただきます。


では、各世代は今何歳ぐらいになっているのでしょう?

そのアニメを視た歳を10歳と課程すると、


”ヤマト世代”      1974年放映当時10歳   現在46歳

”ガンダム世代”     1979年           41歳

”ドラゴンボール世代”  1986年           34歳

”セーラームーン世代”  1992年           28歳

ついでに
”サクラ大戦世代”    1996年           24歳

”ワンピース世代”    1999年           21歳
 
と言う事になります。
(この他にも”エヴァ世代””ポケモン世代”なんて人達も、、、)


つまり、今実際アニメの制作現場にいて、重要な地位を占めている
40代の人達は、ほとんど”ヤマト””ガンダム”世代なのです。

だから、TV制作の企画する方々もそう言う流れがあって、
近年のファーストガンダム回帰もブームにも繋がっていて
”ガンダム芸人”とかの登場もその影響ではないかと、思われます。

逆に言うと、その世代の人達は、『それが一番のアニメだ!』と
思い込み過ぎているために、”ガンダム脳”になっていて頭が固いかも。

今の『ハルヒ』や『けいおん』なんて、彼らはきっと視ていないと
思うのですが、どうでしょうか?


そうしているうちに、そろそろ”ドラゴンボール世代”や”セーラームーン世代”
の人達が、世間の中心に躍り出て来る事になります。

彼らの世代は考え方が、もっと柔らかくて、
良い意味でも悪い意味でも”ライト”です。


この世代の人達が企画するアニメや、アニメはどんな色合いを持つのか?
今から楽しみです。


そして、個人的に私もお待ちかねも”サクラ””ワンピ”世代!

ここは、どんな世代なんでしょうか?


アニメの世界に関わっていると、他の世界では見られないような
激しい”変化”を目の当たりに出来ます。

どの世代とも、平等に付き合えるように、私もその”変化”を楽しんで、
”今”と言うものから取り残されないように日々、研鑽を続けて行きたい!
と思っています。


まだまだ、時代は変わって行きますよ。