先頃10月に開催された「日本脂質栄養学会」において
「コレステロール値は下げなくても良く、むしろ高い人の方が
 死亡率は下がる」との研究結果が発表されました。

それも、今まで悪玉と言われて来たLDLコレステロールには、
細胞膜の強度を保つと言う役目があって、この値が低くなると
免疫力が低下するそうです。


あれれ、今まで人間ドッグや健康診断で、
「悪玉コレステロール値が高いですね、これを下げないと血管が
 詰まりますよ」
なんて、お医者さんに脅されていたのはいったい....?


日本動脈硬化学会の指数では、LDL値が140以上は
「高コレステロール血症」とされて来ましたが、欧米では
190以上が基準だそうです。

つまり、あまり気にしなくても良く、逆にこの値が低過ぎると
特に高齢者などは、
「この値が高いほど死亡率は低くなり、この値が低くなるほど
ガンになりやすくなる。
健康のために肉や卵を控えているのは、それは全くの逆効果です。」
(桜美林大学院 渡辺教授)


私ももうすぐ高齢者。

お肉大好きでしたが、このところ健康の事を考えて
お魚派になりつつあったのですが、
そんなに気にしなくても良いのなら、いやむしろ積極的に
お肉を食べた方が良いのなら、
そのような食生活を考えなくてはなりませんね。


医学や栄養学では、良くこのような事が起こりますね。

今までの説をひっくり返すような。


どの学説を信じて良いものやら、そのつど迷ってしまいますね。