私の所属する事務所の”イマジン”には、13名の作家と
2名のサウンドミキサーが在籍しています。

いずれの方も、性格で選んだのかい、と思うほど、
温厚で裏表のない人ばかりです。

色々な面で私の仕事も助けてくれる、強力なパートナーとも
言えます。

もちろん、一人一人もクリエイターとしても優れていて、
それぞれ違う作品で活躍中です。

そして、子弟関係は全くなくそれぞれ個人として、仕事を
通しての、一対一のお付き合いです。

 その中に、私が直接、声を掛けてイマジンにお誘いした人が
4人います。

岸村くん、松尾くん、浜口くん、澤口くんです。

岸村くんは、日高のり子さんのバックバンドでキーボード担当
だったのですが、日高さんから直接紹介を受けました。
ちょっと、ねじれた変わった曲を書く人ですが、そのひねくれ度が
ハマると凄く面白いです。
ちなみに、大ヒットしたサクラ大戦歌謡全集の1の編曲は、大部分が
彼の仕事です。

松尾くんは、私が家で”伝説のオウガバトル”のゲームをしていた時に
あまりに音楽が素敵なので、制作会社(クエストだったっけ)に
直接電話して、「作曲者の連絡先を教えてください」と
問い合わせました。
当然教えてくれる訳なく、八方調べて、松尾くんにたどり着き
ました。
その後、スカウトしました。

浜口くんは、芸大卒でビクターに入り、その後イマジンに来ましたが
私とワンピースでヒットを出したり、女神さまの映画を書いたりと、
順風の中、
それを投げ打って、3年前ボストンのバークレー音楽学院に
留学しました。どうしてもジャズを習いたかったからだそうです。

何か、私と経歴がそっくりですね。後を追ってるのかな?
彼は若い頃将棋の奨励会に入ろう、と、したくらいで、
将棋はプロ並みの腕前らしいです。

今度一度お手合わせしてもらおう、と思いますが、私の
ヘボ将棋だと、2枚落ちで5分で負けるだろうな。

澤口くんは、もとはハドソンの音楽部の社員でした。
私の”天外魔境カブキ伝”の内蔵音源の打ち込みを
手伝ってもらいましたが、私の曲を聴いて、
どうしても私と仕事がしたい!と言う強い意志があり、
妻を残して北海道から単身上京しました。

ガドガードでは私と共作もしています。

他の作家の、根岸くん、岩崎くん、丸尾くん、若草さん、
大谷くん、多田くん、宮崎くん、マイクスギヤマくんにも
たくさんエピソードはありますが、おいおい書いて行こうと
思います。