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2PM 1st album「REPUBLIC OF 2PM」リリースしました!

Kenn Kato official blog「heal in the noize」Powered by Ameba-2PM 1st AL「REPUBLIC OF 2PM」


発売日:2011年11月30日
レーベル:Ariola
規格品番:BVCL-287
M03 I'LL BE BACK~Japanese ver~
M04 Stay with me
M08 Take off
M10 運命
M12 離れていても

 みなさん遅くなりました!一週間遅れでブログにアップする予定だったのですが、色々手こずってて三週間が経過してしまいました。ごめんなさいm(_ _)m

 さて、2PMの1stアルバム「REPUBLIC OF 2PM」がついにリリースとなりました。ちなみにM03とM08は既発曲ですでにここでご紹介しているので今回はもう触れないでおきます。

 このアルバムは基本的に韓国で制作されていた上に、震災の影響もあって情報がなかなか入ってこなかったため、正直なにがどこまで進んでいるのかなかなか把握できずに苦労した作品だけに感慨も一入(ひとしお)です。

 特にM04のStay with meは震災よりも前に書き下ろした作品で、リリースされるかどうかもわからなかったので嬉しかったです、やっぱり。この曲が好きといってくれる方が多いけれど、ぼくも一番のお気に入りです。ちなみにRAPはKOMUさん。

 よく野獣系ユニットとかいわれる彼らだけど、強い男ほど人に優しくすることができるもの。特に大切な恋人の前では、時折優しさを通り越して思わず本音を吐露してしまったり、弱音を吐いてしまったり、全然問題なんかないのに自信をなくしてしまったりとかもする。だからこの作品ではそんな彼らが大切なキミに甘えた時に見せる、ひとりの男としての素顔を垣間見られるような作品に仕上げたつもりです。

 そしてこの詩は一読するとLove songなんだけど、2PMからファンのみなさんへ向けたメッセージも織り込んで描いてあります。たとえば「風にはしゃぐむじゃきな花のような笑顔」というのは、ライブ会場でステージの上から見えるファンのみんなの楽しそうな顔という意味を重ねていたり、普段日本から離れた場所にいることが多いだけに、これから先もずっとみんなに忘れられることなく愛され続けていけるかどうかという不安もあるだろうから「いまキミとぼくがこの広い世界でめぐり会えた奇跡を繋いでいこう」というのも彼らがファンに抱いているであろう願いだと思うんだよね。

 M10の「運命」は許されぬ恋を守り抜くために今のすべてを捨て新しい世界へ逃避行するふたりを描いたものだけど、歴史的に多くの問題を抱える日韓の壁を越えて日本のファンのみんなと溶けあいたいという強い願いが織り込まれたりもしています。それがどこにあるのかはすぐわかるので、是非歌詞カードや歌ネット・歌マップなんかで歌詞を読んで探してみてください。でもきっと、その壁が消えたところに本当の意味での「新しい世界」があるんだとぼくは思うんだけどね。ちなみにRAPはNICE73さんです。

 最後にM12「離れていても」について。これはファンの皆さんならもう当然ご存知だとは思いますが、メンバーのJun Suの詞曲。正直なところこの作品が表現技法としては最も難しいものだったと思います。当然この曲は韓国語の歌詞が元にあって書いたんだけど、以前「I'll be back」の時にお話しした通り心理描写の表現の仕方、言葉の響きや歌乗りが日本語とはまったく違うから、ただ訳しただけでは終われないのです。語感や歌乗りはテンポの速い楽曲ならそのグルーブに乗せることで解決できるけど、バラードではごまかしが効かない。それも踏まえた上で元の歌詞の世界観を損なうことなく、純然なる日本語の歌詞として存在させないといけない点に苦心しました。でも、Jun Suが伝えたかったことはひとつで、「いつもそばにいられない日本のファンのみんなへ向けた想い」そのものなんだということ最後に記して終わりにしたいと思います。

 それではみなさん、これからも彼ら2PMへの応援、よろしくお願いします!

Kenn Kato