昨日はアロマテラピーの学校横浜校のセラピストクラスで「あせり」をテーマにしたケーススタディ。
「焦り」が心と身体に与える影響について考えてみました。
焦りは、心にも身体にも硬直を与え、柔軟な考え方や対応をできなくさせていきます。
やがて心身ともに疲弊する。
自律神経、内分泌、頭蓋骨から骨盤への影響、頚部から背部にかけての筋肉、アキレス腱への影響、そしてアキレス腱からの身体への影響、消化器系への影響…あげ始めるとたくさん
身体への影響については、受講生の方の体験を伺いながら具体的に考察。
たとえば「小胸筋」。
肋軟骨と肩甲骨烏口突起をつなぐ筋。
焦りによってとる姿勢は小胸筋を緊張させ、緊張が続くと硬直し、柔軟性をなくします。
小胸筋は厳密には呼吸筋ではありませんが、呼吸にも関わる筋肉で、この硬直は呼吸の浅さを助長します。
酸素を取入れ、その酸素をエネルギー源にする私たちにとって、呼吸の浅さはエネルギー不足、全身の倦怠感につながります。
セラピストはトリートメントの際、この小胸筋へのアプローチも忘れてはいけないポイントです。
授業ではこんなことを2時間半、いろいろ考えてみるのですが、
途中、いろいろな質問を受講生の方にします。
すると、時折「今、ちょうど焦っています…。」と。
そう、あてられると焦りますよね。
ストレスを与えてしまって、ごめんなさい
テーマや、考えるポイントは日常生活の中にあります
セラピストを目指すなら、セラピストなら、
自分が焦ったとき、落ち込んだとき、具合が悪いとき、ダラダラし過ぎたとき、仕事をしているとき…、いろいろな状況で、自分の心の状態や、身体の状態を客観的に観察してみることも必要。
そして、そのとき、どんな精油を欲するか。
精油の話を授業でもっとできるといいなと思います。
薬草(ハーブ)では有名なパッションフラワー(時計草)。
植物がもつ素直なリズムは大事なお手本。