赤坂でもトップクラスの人気を誇る日本料理の名店、帰燕(きえん)さん。
ミシュランガイドにも度々掲載されている屈指の実力店で、
昼時だとオープン間もない12時前には早くも満席になってしまう為
俺もここ数年は5~6回連続でお店に入れず諦めて他所でお弁当を買って帰ったりしてたんだけど
今日は出先から早めに戻ってこられた為11:30のオープンちょっと前に到着!
いや~超久しぶりだな~帰燕さん。
夜は何度か来ていたけどランチは3年振りくらいになるかな?
お店は溜池山王から六本木通りを六本木方面へ歩き
ナガノベーカリー さんの角を右手に曲がった左前方にある。
近くにはこくりこ さんやアリ・バブ さん、メヒコリンド さんもあったりして
閑静ながらこの一帯は何気に熱い。坂を上りゃ赤坂津つ井 さんもあるしね。
んでお昼のメニューは定食とコースの2種類で、
こちらは本日の定食のお献立。
オーダーは勿論和定食(1,500円)!
最初に言っとくけど、ここのお料理は基本的に物凄~く美味しいので
うめーとかスゲーとか今回は一々口に出さないよ?(-ω-)
三つ葉の香るお味噌汁に浅めに漬けられた胡瓜、人参、山芋、
そして血圧の高い人でも見てるだけで正常値に戻っちゃいそうな
心落ち着く和のお料理達が4品。
まずは向付より、帰燕さん定番の鮪胡麻だれかけ。
強めの塩気にコクのある白胡麻のたれをトロトロの赤身にたっぷりと絡めて。
俺の夢はこの鮪胡麻だれを丼飯に山盛り乗っけて一心不乱にガっつく事。
3,000円くらいまでなら喜んで出すね!
鉢肴は鰆フライ。
上質のきめ細やかなパン粉でサックリと揚げられたジューシーな鰆(サワラ)は
やや薄口のタルタルソースでさっぱりと。
旬の食材をオーソドックスな調理法で仕上げたりすると
素人の舌にも料理人の腕というものがハッキリと明確に判ってしまうからね、
帰燕さんの人気の秘密はソコらへんにもあるんじゃないかな~と。
要するに何がどう上手いからこんなに美味しいのかってのが誰にでも理解しやすいって事で、
相対的な評価というものが成り立ちやすい分誤魔化しも通用しないってワケ。
非常にシビアな世界なんだね日本料理ってのは(;´ω`)
強肴は豚肉しめじ卵とじ。
旨味たっぷりのお出汁で煮たプリプリのしめじと香りよい豚肉を
シャキシャキの葱とともに濃厚な溶き卵で滑らかにとじた至福の逸品。
止め肴は冷し茄子。
トロリと滑らかなひんやりお茄子をスッキリと香り良い胡麻油のタレに浸して。
茄子の甘みとタレの柔らかな酸味が絶妙のバランス!
日本の家庭料理を名だたるプロの料理人が作ったらこーなるよって感じのお得な会席膳、
それが帰燕さんの限定和定食。
その名の通り燕が巣に帰るかの如く毎日でも寄りたくなっちゃうような素敵なお店なんだけど、
その巣は自分達と同じように腹を空かせた先客の雛達でいつも一杯になってるもんだから
ホントに早めに行かないと迷える燕は口を開ける隙間さえ満足に確保できず
結局他のお店でお弁当とか買って元の仕事場に戻るハメになるという(TωT)
あと以前に比べて店内がちょっと乱雑になってたかな~・・・
少しぐらい散らかってたほうが落ち着くって方には問題ないレベルだと思うけど、
気になるって方にはひょっとしたら少々目についてしまうかも。
帰燕(きえん)
ぐるなび:http://r.gnavi.co.jp/gaec700/