2008年東京ヒルクライム~本番一本勝負
「東京で唯一の」ヒルクライムレース、東京ヒルクライム。
紆余曲折ありましたが、無事に完走し、さきほど帰宅いたしました。
○結果:総合23位 17分37秒
○受付~アップ
朝から続く霧雨で路面状況が最悪。
2ステージ(予選>本選)の予定が、1本切りのぶっつけ本番勝負に変更。
1本目をアップ代わりにしようという思惑は外れ、慌てて会場を飛び出しアップに向かう。
受付~ゼッケンやチップ装備など準備に追われ、結局アップに使えた時間は、開会式前に20分、出走前に10分程度。
開会式中、なるしまフレンドチームの中に見知った方々をお見かけしてお声がけ。
間違いなく滑りますが頑張りましょう、とお話してガッツポーズ。
あ、大学生の彼はいつの間にか新しいフレームになってました。
来週からAランで走るらしいです。スゴイなぁ。
○スタート前
ウェーブスタート方式で、前から2番目のグループに待機。
第1グループは、去年のタイムが20分以下の選手+10代の選手?
先週の試走時の経験から、上りでもトルクが抜けて空転すること確実なので、落車回避のために最前列へ。
○出走
序盤は集団を風除けにしつつ、斜度がキツくなったところでギアを掛けようという作戦でした。
ところがどっこい、スタート直後に周囲を見ても誰も出ない。
思い通りには行かないね、と、間もなく後ろから3人が、平地の勢いを使って飛び出して行った。
とても自分が付いて行けるペースではなかったので、スルー
どうせ個人TTみたいなもんだし、自分のペースで行こうと頭を切り替える。
あとはもう淡々と進む、辛抱の時間。
斜度10%を超えるとトルクが抜けて空転するので、少しでも乾いた路面を見て進む。
キツイ斜面が断続的に出てくるのを、スリップに注意しつつダンシングでこなす。後輪が空転しても構わずダンシング。全然進みません。シッティングでも空転する路面でしたが、先週の試走での経験が役立ちました。
68番の選手とペースが合ったので視界内で捉えつつ、自分がタレないように注意。
心拍計は正常な数値を表示していませんでしたが、体感で170近くをキープし切ったと思う。
コップ一杯に張った水をギリギリこぼさない様に漕ぐ、そんなイメージ。
コース所々にあるグレーチングでは、トルクを抜いてやり過ごす。
それ以外にも苔や穴ぼこなど、路面にことのほか気を使うレースでした。
そっちに集中力を持っていかれて、一部区間でケイデンスが60付近まで落ちたにも関わらずシフトダウン(軽い方)しないまま漕いでいた。単純なミスで数秒をロス。
頂上に向けて最大出力に持っていくというヒルクライムのスタンダードに則って、ラスト1kmくらいから更に心拍を上げて進む。
この辺りで68番の選手をパス。そして第3グループでスタートした、123番のなるしま選手に猛烈な勢いで抜かれる。
う~~ん・・・マイペースマイペース。
路肩注意の看板を目印にペースアップ、ケイデンスを5~8上げるイメージで。
ゴール手前で更に心拍を上げる。
が、ゴール地点を見誤って、カーブ2つ手前で失速。
前方に3人ほど選手が見えたが、皆第1グループのゼッケンで最後の気力は出ませんでした。
「まぁいいや」と心の中で呟いて、サドルに腰を降ろし最後のもがき。
集中力不足なり。
スタッフが叫ぶアレーアレーの声に押されてゴール。
しかし第2スタートの選手はほとんどいなかった。
後から分かったが、最初に飛び出した内の一人が4位に、猛烈に抜いて行った123番のなるしま選手(BR-1選手)が2位。しかも高岡選手と4秒差。
一瞬しか体験できませんでしたが、あのペースが表彰台へ続く道なのだ、と。
鍛錬が足りません。
ウェーブスタートはレース展開がほとんどなく、自分が総合何位にいるのか分からない!ということを学習しました。
レース展開が少なく、ほぼ個人TTのレースでした。
「相手が苦しんでる時にこそ攻める」の鉄則を実践できなくて残念。
落車もなく無事にレースを終えて一安心なものの、23位という微妙な順位。
もっと高心拍域で安定した出力を出せるように、意識的に山で練習しなければ。
出走された皆さまお疲れ様でした。
じゃがいもで炭水化物を補給してください。
次回は9月のJCRC秩父宮杯です。
アップダウン+平地のロードレース。クライマーなのにロードレースかよっ!
というツッコミは・・・結果次第ということで。